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  1. 山陽小野田市議会 2010-09-10
    09月10日-05号


    取得元: 山陽小野田市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-04-28
    平成 22年 9月定例会(第3回)平成22年山陽小野田市議会(第3回定例会)会議録平成22年9月10日     午前10時00分 開議  議員定数 (24名) 現員数  (24名) 出席議員 (24名)     議 長  大 空 軍 治 君     副議長  江 本 郁 夫 君     議 員  石 田 清 廉 君     議 員  伊 藤   武 君     議 員  伊 藤   實 君     議 員  岩 本 信 子 君     議 員  衛 藤 弘 光 君     議 員  大 井 淳一朗 君     議 員  小 野   泰 君     議 員  尾 山 信 義 君     議 員  河 﨑 平 男 君     議 員  河 野 朋 子 君     議 員  下 瀬 俊 夫 君     議 員  硯 谷 篤 史 君     議 員  髙 松 秀 樹 君     議 員  中 島 好 人 君     議 員  中 村 博 行 君     議 員  平 原 廉 清 君     議 員  福 田 勝 政 君     議 員  松 尾 数 則 君     議 員  三 浦 英 統 君     議 員  矢 田 松 夫 君     議 員  山 田 伸 幸 君     議 員  吉 永 美 子 君 欠席議員 ( 0名)事務局職員出席者 局     長  三 戸 正 樹 君 次     長  沼 口   宏 君 主査兼議事係長  石 田   隆 君 主査兼庶務調査係長西 田   実 君 主     査  玉 田 拓 男 君  説明のため出席した者 市     長  白 井 博 文 君 副  市  長  山 縣   始 君 総 務 部 長  杉 本 克 彦 君 総合政策部長   市 村 雄二郎 君 市民生活部長   藤 本 賢 輝 君 健康福祉部長   田 所   栄 君 産業建設部長   平 田   崇 君 会計管理者    久 坂 治 憲 君 総合事務所長   上 田   茂 君 教  育  長  江 澤 正 思 君 教育部長     池 田 忠妃己 君 病院事業管理者  河 合 伸 也 君 病院局事務部長  藤 井 雅 夫 君 水道事業管理者  山 本 克 己 君 消  防  長  松 野 清 和 君 監査委員     白 川 英 夫 君 監査委員事務局長 高 畑 義 行 君 総務課主幹    清 水   保 君本日の会議に付した事件日程第1 会議録署名議員の指名日程第2 一般質問 ────────────午前10時開会──────────── ○議長(大空軍治君) 皆様、おはようございます。ただいまの出席議員数は24名で、会議定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。 ここで一言申し上げます。報道関係者から本日撮影したいとの申し出がありましたので、これを許可いたします。 議事日程は、お手元に配付してありますとおり進めてまいります。──────────── △日程第1会議録署名議員の指名 ──────────── ○議長(大空軍治君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員は、会議規則第80条の規定により、議長において伊藤實議員、衛藤議員を指名いたします。──────────── △日程第2一般質問 ──────────── ○議長(大空軍治君) 日程第2、一般質問を行います。 一般質問の要領については、前日同様に行い、本日は発言者を4名予定していますので、議事運営に御協力をお願いいたします。 それでは、ただいまから一般質問を行います。13番、平原議員、御登壇願います。平原議員。(平原廉清君登壇) ◆議員(平原廉清君) 皆様、おはようございます。「正論にくみ、正論を吐く」ことをモットーとして、市民の皆様のために働く無所属の平原廉清でございます。 日ごろ、大変殺風景な議員控室に今、スズムシのかごが置かれ、一服の清涼剤でございます。事務局のいきな計らいに感謝を申し上げます。 そこで1句、「スズムシになごみ発しの議場にいる」。 さて、7月の豪雨災害で被災されました市民の皆様に心からお見舞いを申し上げます。今なお、「再建の道半ば」という方々も多く、心が痛む思いでございます。行政と議会が知恵を出し合って、災害に強いとまではいかなくとも、災害に負けないまちづくりをいたすのが喫緊の課題だと思います。 今回の被災に端を発した市民のニーズはまだまだありますので、温かい手を差し伸べることが大事だと思います。 それでは、一般質問に入らせていただきます。 今回のキーワードは、健康寿命とクオリティ・オブ・ライフ、QOLといいますが、生活の質とウォーキングとでございます。 当市の65歳以上の人数を見ますと、平成18年が1万6,355人、これが男女合わせてでございますけれども、22年には、1万7,628人であり、4年間で1,273人、率にして7.8%増加しております。 また、65歳以上の人口比も24.4%から26.8%へふえており、5年後の平成27年には31%を超えると推計されております。 また、当市の介護保険要介護認定者数を見ますと、要支援と要介護1から5の合計は、平成18年で2,639人、これが平成22年には2,951人にふえ、11.8%の増加であります。 細かい数字は資料3をごらんください。 今、言えますことは、現状を放置していると、高齢者がふえる一方、要介護の世界に入る人が激増するであろうと考えられることであります。一たん、介護の世界に入ると要介護度は上がるのみ、再び、健康人の仲間に戻ることは、希有ないしは全くないと言えようかと思います。 平成21年の日本人の平均寿命は、男子が世界第5位の79.6歳、女子は、世界第1位の86.4歳であります。当市はといえば時点がちょっと古いですけれども、平成17年で男子77.6歳、女子85.4歳だそうでございます。 また、寿命の概念に「健康寿命」というものがございます。平成20年の日本の男子の健康寿命は、約71歳、女子は、約75.8歳だそうであります。平均寿命と健康寿命との差、8.6歳から10.6歳は、不健康期間と呼べましょう。 不健康期間といいますのは、単に薬を飲んでいるということではなく、病気や認知症、衰弱などで要介護状態になった期間を言います。すなわち自立した生活ができない期間を意味いたします。したがって、平均寿命からこの不健康期間を差し引いた寿命のことを健康寿命といいます。 この定義は、WHO(世界保健機関)の定義であるが、私たちは、だれも自分の生涯を健康に過ごしたいという願望を持っていると言えましょう。世にぽっくり寺に参拝の香煙が絶えないゆえんであろうと思います。平均寿命と健康寿命の差、約10年を寝たきりの介護の世界で過ごすか、自立して充実した暮らしの中で過ごすか、その差は自分自身にとっても、家族にとっても、社会にとりましても大きな影響があると思います。不健康期間に入っていなければ、生涯現役も夢ではなくなるのであります。 したがって、私どもは、健康寿命をできるだけ平均寿命に近づけるという努力をなすべきでありますし、行政の果たすべき役割も大きなものがあると考えます。行政は、市民の健康とQOLの向上を図る政策をとるべきであります。 そこで、このたびは、健康寿命をいかに延ばすかを考え、提案をいたしたいと思います。 この場合、対象は中高年以上ということであります。子どもや青年層は、例題を除けば健康寿命の真っただ中であるからであります。健康を維持増進し、発病を予防するという1次予防策は、食と運動と生活習慣であります。 次に、2次予防策は、検診と医療、つまり早期発見と早期治療であります。これらが適切に実行されることによって、健康寿命を延ばすことができると考えます。 まず、1次予防策のうち、食も生活習慣の問題も大変重要ですが、今回は、運動をテーマといたします。一口に運動といっても、さまざまなものがありますし、健康づくりの運動といっても、幼年期から高齢期までのさまざまなライフステージに応じて考えられるわけですが、市民が高齢時代を健康に過ごすための手段という観点から、健康運動の王様という人もあるウォーキングを取り上げたいと思います。 次に、2次予防策のうち検診を取り上げます。健康寿命が長いということは、短い人と比べて質の高い充実した人生を享受できるということであります。また、健康寿命が延びることの副次的効果として、医療費が少なくて済むということも実証されていますので、その辺も明らかにしてまいります。 私は、当市の各種の検診制度が十分に機能しているのかなと心配いたすものでございます。健康寿命を延ばすことが政策目標になっていないのではないかなと思うのでございます。 そこで、質問の第1に、まず、健康寿命の意義・目的をどのように認識しておられるのでしょうか。 2番目に、市民の健康寿命を延ばすために、どのような施策を実施しておられるでしょうか。疾病対策面及び健康維持面から具体的にお教えください。 3つ目に、当市の国民健康保険について、平成18年度以降21年度までの年度別に、ここで1から6まで挙げておりますけど、一応、4番の基金取り崩し額と6番の激変緩和がとられた年度についてのみお教えください。あとは適宜また、追加質問のときにお尋ねいたします。 4つ目の質問は、当市の主要死因別に3つを実数、死亡率、これは人口10万人対ですけれども、死因に占める割合をお教えください。 5つ目は、19年度のがん検診状況を見ますと、胃がん、大腸がんは、対象者の17%、肺がんは、9%、子宮がん、乳がんは2年ごとの受診ではありますが、それぞれ5%、4%であります。なぜ、受診率が上がらないのかお教えいただきたいと思います。 6つ目は、19年の基本検診でも受診率27.4%で、県平均は、39.3%ぐらいいっております。これについても同様にお教えいただきたいと思います。 次に、1次予防策として運動の問題を取り上げます。 健康寿命を延ばすためには、運動の問題とともに食や生活習慣の問題を抜きには語れませんが、今回は、運動の問題に焦点を絞って考えたいと思います。 中川5丁目の市民体育館は、全体とすればよく利用されていると思われます。が、そのうちトレーニングルームに限って見ますと利用率は低いと思われます。ここには、いろいろなウエートトレーニングの機器とランニングマシーン2台とエアロバイクが4台置かれております。このトレーニングルームの利用者数は、ここ数年、年間六、七千人で推移して余りふえていません。これを1日当たりに換算しますと約20人で、この数字はリピーターの人を除いた新たな来場者が少ないということを意味していると思います。 さらに、少年から青年層が主体をなしていると考えられ、中高年層はもっと少ないのではないでしょうか。 そこで、質問の第7は、トレーニングルームの利用者をふやす、なかんずく中高年層をふやす施策が必要ではないでしょうか。健康寿命を延ばすために、既にある施設を活用しない手はないと思います。 さて、運動といってもいろいろありますし、運動に対する考え方も各人各様でございます。ゲーム性のあるもの・ないもの、人に勝つこと、強くなること、あるいは、記録への挑戦を目指すもの、自分の楽しみでやるもの、健康維持のあるいは、増進を目指すものなど等々、多岐にわたります。 したがって、何の運動であれよいわけですが、それを続ければいいのですけれども、一方には、運動らしい運動はやっていないとか、運動は嫌いとかいう運動習慣のない中高年層がたくさんいることに注目すべきであります。 平成20年の60歳の男女の平均余命は、男22年強、女28年強であります。まだ、人生の4分の1が残っているのであります。 私の提案は、この運動習慣のない方々に対し、健康維持・増進を図り、健康寿命を延ばすという観点から、ウォーキングを推奨しようではないかということであります。 運動には、御承知のとおり、有酸素運動と無酸素運動とがあります。有酸素運動の代表は、ウォーキングであります。無酸素運動の代表は、ウエートトレーニングとか短距離走などであります。健康増進や維持のためには、有酸素運動がよいと言われております。 私は、医師ではありませんが、これは周知の事実であります。なぜ、ウォーキングかと申しますと、1に、健康寿命を延ばすのに最もふさわしい運動であるということ。2に、始める際のハードルが低いということ。3に、高齢者でも身体障害者でも、自分のペースで取り組むことができるということ。4に、他の運動に比べて危険性が少ないということ。5に、加齢は防ぐことはできませんけれども、老化をおくらせることはできるということ。6番目に、数年後には確実に医療費を減らすことができる。ひいては、将来、保険料の負担増、増大を抑える効果も期待できるということであります。7番目に、実施に際して、新たな財政措置がほとんど必要なく、費用対効果が大きいということなどが期待できるからであります。 一方で、ウォーキングのデメリットといいますと、1に、習慣づくまではおもしろくない。したがって、長続きさせることが難しいということ。2に、効果に即効性がないということ、永続することが必要であるということ、これらに尽きると思います。 そこで質問の第8は、執行部に知恵を絞っていただいて、運動習慣のない中高年層にウォーキングを定着させる施策を考えていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 最後の質問に入りますが、健康推進員と呼ばれる方が、現在、市に221人おられます。きのうも、ちょっと「健康推進員」という言葉が出ておりましたけれども、これは市が実施される「いきいき健康づくり講座」、この講座は、2年間にわたるロングランの講座ですけれども、これを受講したものに対して与えられる名称でございます。市長名の修了証書がいただけるのであります。 ところが、この健康推進員になるもの、市民の認知度が低い。今はまさに、「仏をつくって魂を入れず」の状態ではないかと思います。健康推進員が市民の中に入っていって活動できる環境づくりが必要だと思いますが、いかがでしょうか。 以上で、壇上からの質問を終わります。 ○議長(大空軍治君) 平原議員。ちょっと今の健康保険のここが4番と6番だけ言われましたが、ここはいいんですか。平原議員。 ◆議員(平原廉清君) いいです。 ○議長(大空軍治君) 加入数とか。平原議員。 ◆議員(平原廉清君) はい。それはもう私、わかりましたから。 ○議長(大空軍治君) うん、答えんでええんか、これは。平原議員。 ◆議員(平原廉清君) いいです、いいです。(平原廉清君降壇) ○議長(大空軍治君) 執行部の答弁を求めます。田所部長。 ◎健康福祉部長(田所栄君) それでは、健康寿命の意義・目的ということでございます。 健康寿命は、健康で明るく元気に生活し、認知症や寝たきりにならない状態で生活ができる期間のことをいいます。したがいまして、平均寿命から介護が必要になった、自立した生活ができない年数を引いた数値を健康寿命といいます。 我が国は、世界有数の長寿国ですが、生活習慣病の発症率は高齢になるほど高まり、これに起因して、寝たきりや認知症に罹患する高齢者も多くなっております。 平均寿命と健康寿命の開きをできるだけ短くし、生涯、元気で過ごせれば、医療や介護の負担も少なくて済むため、国民健康づくり運動「健康日本21」で数値目標を掲げて取り組んでおります。 続きまして、2番目の当市の平均寿命、健康寿命ということでございますけれども、平均寿命及び健康寿命につきましては、平成21年度簡易生命表によりますと、我が国の平均寿命は、男性79.59年、女性86.44年となっております。当市の平均寿命は、平成17年時点での厚生労働省の資料によりますと、男性77.6年、女性が85.4年となっております。 また、平成16年のWHO保健レポートでは、我が国の健康寿命は、男性が72.3歳、女性が77.7歳、全体で75歳と、世界1位と言われております。健康教育の場でも健康寿命の話を取り入れ、食事や運動についての指導を行っております。 次に、疾病対策ですが、病気が重篤化する前に早期に発見し、早期治療に結びつけることが必要だと考えております。死亡率を減少させるためには、検診の受診率の向上が大切となってくると考えております。 現在、受診率は、他市に比べ低い傾向にありますが、今年度は、特に受診率の低い肺がん検診を医療機関でも受診できるようにし、県平均であります18%を目標に検診体制の充実に向けて取り組んでおります。今後も、受診率の向上に向けて取り組んでまいりたいと考えております。 次に、健康維持面でございます。 健康づくりのための施策ということでございますけども、当市でも悪性新生物、これはがんでございますけども、それから心疾患、これは心臓の関係でございます。それから、脳血管疾患、脳出血とかそういう形でございますけど、で死因の約6割を占めております。それは生活習慣に起因することも多く、健康教育での食生活の指導や運動指導も行っております。 健康体操も両保健センターを初め、地域でも自主化をねらって実施しております。自分の健康状態や栄養・運動・休養などの生活習慣を照らし合わせ、自分自身の目標を設定することが健康寿命の延伸等を図っていくことが重要であります。 中でも、糖尿病は、あらゆる疾患の影響を及ぼすことから、肥満の減少や糖尿病有病者の減少のための目標や、その予防のための日常生活における歩数の増加、質・量ともにバランスのとれた食事の目標値を設定し、指導に心がけておるところでございます。 また、「いきいき健康講座」を実施し、健康推進員の養成にも取り組んでおります。 たばこが健康へ及ぼす悪影響を防ぐために、公共の場における受動喫煙防止のために、禁煙ポスターを掲示するよう依頼を行っているところでもございます。今後も、健康教育や健康相談の充実に取り組んでまいりたいと考えております。 それから、国民健康保険の18年度から21年度の中で、基金の取り崩し額と激変緩和措置がとられた年度についてでございます。 基金の取り崩し額ですが、18年度に1億2,000万円、19年度に2億2,300万円、21年度に8,273万円をそれぞれ取り崩しており、21年度末をもって基金は底をついております。 次に、激変緩和措置をとった年度でございますが、合併後は、21年度に激変緩和措置を行っており、その内容は保険料のうち医療分の均等割につきまして、当初賦課時2万4,000円を2万400円と3,600円の緩和をいたしております。 次に、死亡率、死因に占める割合ということでございます。死亡率につきましては、人口10万人に対する人数でございます。 平成20年度保健統計年報によりますと、当市の主要死因につきましては、第1位は、悪性新生物が195人、死亡率292人、死因に占める割合は、26.0%です。2位は心疾患で137人、死亡率205人、死因に占める割合は、18.3%、第3位は肺炎で103人、死亡率154人、死因に占める割合は、13.8%でございます。 続きまして、検診の結果、再診を受けた方で、胃がんは88.5%の方ががん、または、その他の疾病が見つかっているが、この状況について御説明をいたします。 胃がん検診につきましては、がんだけではなく、委縮性胃炎やポリープが多く見つかり、治療に結びついております。当市では、胃がん検診が内視鏡検査とバリウム検査を選択することができ、昨年度は、がんの発見も19名ありました。 次に、精密検査で88.5%の方が治療に結びついたわけですが、その割合が高いということは、精密検査の対象になった方に何らかの疾病がある方が多かったということでございまして、検診の精度は高いと考えております。 また、胃の疾患を多く持つ方が多いという状況から、がん検診は、がんに限らず疾病の早期発見につながることから、より多くの方に受けていただきたいと考えております。 受診率は、低い状況でありますが、チラシやポスター、受診勧奨の案内送付でのPR、女性特有のがん検診クーポン券の送付、肺がん検診の医療機関による個別検診の開始等で、受診率の向上に今年度は取り組んでおります。 また、働き盛りへの年齢層への検診の勧奨を拡大するため、このたび、小野田及び山陽両会議所とがん検診向上に向けた連携に関する協定書を締結いたしました。 具体的な取り組みといたしましては、これまで行っておりました受診勧奨のチラシの配付に加え、がん検診のキャンペーン用のシールをタクシー協会を通じて、タクシーのシートへ張らせていただくことになりました。 さらに、保健師が事業所に直接出向いて講話をさせていただくこと、それから、検診車を事業所に配置して検診を受けていただくことなどを予定しております。 また、商工会議所主催のイベントに参加させていただき、パンフレットの配付やパネル展示を行い、従業員の方はもちろん、家族の方にも検診の重要性を理解していいただくことを予定しております。 今後もアイデアを出しながら、受診率の向上に向けた取り組みを進めてまいりたいというふうに考えております。 次に、基本検診、特定健診の実施状況ですけども、以前、実施しておりました基本健康診査を受診されていたのは、高齢者が多かったため、高血圧の境界域であったり、HDLコレステロールが低かったり、逆に、LDLコレステロールが高かったり、中性脂肪の値が高かったりと、要指導、要医療の割合も高い傾向にはあるかと思います。 そのため、生活習慣の改善に向けた指導も行ってまいりましたが、現在、基本健康診査から保険者が行う特定健康診査に変わっており、各保険者で受診率の向上に努めておられます。 以上でございます。 ○議長(大空軍治君) 池田教育部長。 ◎教育部長(池田忠妃己君) それでは、7番、市民体育館の活用についてお答えをいたします。 市民体育館に設置されておりますトレーニングルームの利用に関し、教育委員会からお答え申し上げます。 昨年度のトレーニングルームは7,162人の方が利用されておりますが、利用者の年代別データをとっておりませんので、どの程度、中高年層の方々が利用されているのか把握できておりませんが、本年6月から利用者台帳を一部変更して、年齢を記入していただいておりますので、6月から3カ月間の利用者1,466人のデータで御報告いたしますと、御指摘のありました中高年層を40から50歳代とし、60歳以上を高年層とした場合、中年層の利用は、全体の25.4%であり、決して低調ではございませんが、高年層の利用は、3.5%とかなり利用が低くなっております。 これは、健康づくりや体力の維持を目的とした機器が、エアロバイクランニングマシン程度と少ないためではないかと推測をいたしております。 本来、トレーニングルームは、名前のとおり、スポーツ能力を強化させるための部屋であり、ウエイトトレーニングを中心とした機器が多く設置してあります。各マシンは、使用方法によっては、高年層には肩、ひじ、ひざ等の関節や筋肉に負担がかかり過ぎて、体調を逆に崩すおそれもございます。このことから、トレーニングルームの中高年層、特に、高年層をターゲットにした利用率を大幅に上げる施策はとりにくいと考えております。 しかしながら、健康づくりや体力の維持を目的とした普段、運動されない方や、高年層に適したスポーツの啓発・推進は必要でございますので、今後とも競技スポーツのみならず、だれもが親しめるスポーツの推進に努めてまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(大空軍治君) 田所健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(田所栄君) では、続きまして8番のウォーキングについてお答えいたします。 身近で手軽にいつでもどこでも行える運動としてのウォーキングは、運動神経、体力のよしあしに関係なく、だれでも取り組める運動であろうというふうに考えております。 その効果は、血圧や血糖値を下げたり、肥満の解消になったり、動脈硬化を予防したりと、生活習慣病の予防につながるとともに、体力の向上や心肺機能の向上、ストレス解消にもつながります。 国民健康づくり運動「健康日本21」の中でも、「あと1日に1,000歩、歩数をふやそう」と、ウォーキングを推奨しているところでございます。 次に、運動習慣のない中高年層にウォーキングを定着させる施策をということでございます。 先ほど、議員さんからも紹介もありました。健康推進員さんの活動といたしまして、校区でウォーキングを実施しておられるところもあります。このウォーキングを行った際に作成したマップを両保健センターに配備し、自由に持ち帰ることができるようにしております。ちなみに、両センターに置いてありますウォーキングマップは27コースございます。 それから、本年の11月には、健康まつりを開催する予定にしておりますが、そのイベントの一つとしてウォーキングを企画しております。 続きまして、健康推進員の活用をということでございます。 健康推進員さんは、地域での自主活動の中心的な存在となっていただけるよう、養成講座を受講された方に修了証を渡し、現在、221人が誕生しております。 健康推進員さんの活動は、それぞれ地区や個人によって異なりますが、ウォーキングや健康体操などの健康教育を企画され、積極的に実行されている推進員さんもおられます。 また、個人でできる活動として、検診のPR活動や各種健康講座のPRなどをしていただいている推進員さんもおられます。 健康推進員さんに期待しているところも多くありますので、今後も皆様とできる活動を考えながら、活躍の場を広げていきたいと考えております。 なお、費用の助成に関しましては、今のところ困難かと思われます。 以上でございます。 ○議長(大空軍治君) 平原議員。
    ◆議員(平原廉清君) それでは、お手元にあります資料の1、これをちょっと簡単に御説明いたします。 これは私が壇上で申し上げましたことをちょっとこういうチャートにしてみましたわけでございます。それで、これを見ていただきますと、まず、健康を支えておるというものは、食の問題、運動、生活習慣、そのほか遺伝的な要素とか体質とかそういうふうなものもございますでしょうけど、人は健康を維持していくと。ところが、その中にやっぱり目に見えないところで疾病が発生しておるということもありますし、あるいは、単に風邪をひいた、何をしたというふうなこともございます。そういうところで、健康体と思われていても、やはり、医療だとか検診という問題が出てくるということでございます。 つまり、早期治療、それから検診、早期発見ということでございます。この早期発見ということが、この健康寿命を延ばすという上に、1つ非常に大きな要素になろうかと思います。 そして、健康寿命というものを維持しておる。その結果、QOL、生活の質というものが、より良質の生活を行うことができる。仕事であれ、趣味であれ、いろんな面においてそういう活動が可能であるということでございます。 この健康寿命は、男性が71歳、女性が76歳ぐらいが平均だそうでございますけれども、このぐらいまでは健康寿命があると。そしてさらに、ずっと寿命までに近づいて健康を維持する方もあります。それが私、ここに「ぴんぴんころり」と書いておりますけれども、要は、介護の世界にも入ることなくして天寿を全うしたという方もおられるし、あるいは、わずかの期間ほど不健康期間を経て、そして天寿を全うしたというふうな方もおられます。これがこの右のルートを進む方、そして不健康期間、つまり介護の世界に入ってしまったと、そういう方は、その時点から最後まで不健康期間で過ごして、一生をお終えになると、こういうことでございます。 で、寿命が平均寿命でいくと男80歳、女性86歳でございますので、この健康寿命と、それから、本当の命の尽きる寿命との差、これをいかに縮めるかということが大事だと。 そして、付随して言えることは、不健康期間に入りますと、自然と医療費も大きくなる。介護費も大きくなる。 きょうの日刊新聞にも大きく出ておりますけれども、医療費が介護保険の負担が非常に重くなりそうだということでございます。で、「ぴんぴんころり」でいく方は、もう極端に言うと介護費はゼロと、介護保険は納めただけという方もあります。それから、医療費も軽くて済む。 だから、やはり、この右側のルートを行くということが、これはもう市にとりましても、いろんな意味で今、問題になっております健康保険料について問題になっておりますけれども、こういうふうなことを長い目で見れば、解決策の一つに向かうと、こういうことでございます。 こういう前提で、今からの御質問を展開していきたいと思います。 最初に私、健康寿命の意義だとか目的ということをお尋ねいたしましたけれども、その中で、そこ当市の最近の平均寿命とか健康寿命ということをお尋ねいたしましたら、平成17年の、これは私が調べて得て、ここへ壇上で申し上げたことが同じ。 つまり、ことしは、平成22年でございますが、いまだにそれが最新のものがつかめてないということ、私、これはひとつお考えになる必要があるんじゃないかと思います。 といいますのは、やはり、健康寿命の意義というものは、この日常生活の質までを含めた健康状態の評価ができるということでございます。 平均寿命、健康寿命は、この新しい当市の健康寿命はこうですよということが、住民にとってもよくわかると。そして、この健康寿命を算出するというのは、現在では、この介護保険制度を利用して健康寿命を算出するという方法ができております。だから、やろうと思えばすぐできるはずでございますが、その点、いかがでございましょうか。 ○議長(大空軍治君) 田所健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(田所栄君) では、平均寿命というのは亡くなられたということでございます。その中に、子どもさんとかからずっと含めた部分で計算しますので、なかなかわかりにくいというところが今までありましたけれども、今、議員さんから御指摘がありました方法を使えばできるということですので、ぜひ、お知恵を貸していただいて、その方法で今後は実態を把握してまいりたいというふうに考えております。 ○議長(大空軍治君) 平原議員。 ◆議員(平原廉清君) それから、基金の取り崩し及び激変緩和のことでございますけれども、取り崩し額は、平成18年以降、御説明があったとおりでございます。緩和は、21年度にとられて、それで基金が底をついたということでございます。 私は、この基金が底をついたということも、今回のこの市として中高年齢層にその運動を推奨すると、そういう活動をすることによって、その運動に参加した人たちの医療費が、数年、二、三年後には、そういう運動をしなかった人に比べて、相当下がってきておるという事実があるわけです。そういう実験をした結果があります。 それ、資料のまず4番、5番辺を見ていただきたいんですけれども、資料の4を見てください。これは、新潟県の見附市というところでございます。で、この見附市運動継続者1人当たりの年間医療費の推移、こういう実験をしたんですけれども、これは筑波大学のある研究室とタイアップしてやっております。 当初、ここに運動開始前というスタート時点が平成15年に出ております。そのときの医療費は、運動に参加した人たちが24万3,935円、そして、運動に参加していない、そのほかの国民健康保険の加入者の医療費が22万8,053円で逆転していたそうです。 ところが、これを実施してきまして3年後には、運動を実施しているグループが27万113円、運動を実施していない人たちの医療費は37万4,347円と、こういうふうに約10万円か10万3,000円ですか、ぐらいの大きな10万4,234円の開きが出ておるということでございます。 4年目は、中にちょっとイレギュラーな動きをしたのがあったから、余り参考にならないけれどもとおっしゃっていましたけれども、この3年目の結果を見て、これだけいけるんだと。 私はこれの結果、「じゃあ、保険料というのも影響しますか」と、こういうふうにお尋ねしましたら、「ただ、これに運動に参加した人が、対象がここに書いてありますように94名、ですから、そこまではいきませんと。ですけれども、この運動に参加する人がふえてくれば、これは大きな力になります」とおっしゃった。 この見附市というのは、人口が4万2,000人ぐらいでございます。そして、お聞きしていますと、この運動に参加しておられる人数が今、1,300人だそうです。4万2,000人の、しかも大体皆さん中年から高齢の方が参加しておられるわけです。これを当市に置きかえて考えますと、4万2,000人の人口のところでと言いますよりも、この見附市の高齢化率は26%弱だそうでございますから、65歳以上の人が約1万人、1万人のうち1,300人参加しておられる、1割以上が参加しておられるということです。 これを当市がもしそのぐらいの人が参加することができましたら素晴らしい数字が浮いてくるんじゃございませんでしょうか。そうすれば基金に続々と私は蓄えていくことができると、このように考えております。 この、こういう運動に参加をさせる、何ていいますか、動機を市民の方、高齢者の方に与えることがとても必要なんじゃないか、その工夫をすればそういうことは可能になると、こう思うわけです。 それで、私はそういう活動がどの程度、本当にやっていらっしゃるんだろうかというのをちょっとほかの数字の傾向等で拝見して、冒頭申し上げたように、余りそういうことは進んでないのではなかろうかという印象を持ったわけですけれども、例えば、資料2のこのがん検診率のところを見てください。 私は、部長の御説明でなるほどそういう見方かいなと思いました。つまり、精密検査を受診した方の中から何らかの疾患が見つかった人たちが88.5%いたと、それこの通りです。その説明として、精度が上がったんだなという見方をされています。私は、実はこの表をつくってまして、自分で背筋が寒くなりました。精密検査を受けた人は、要精密検査を受けた人の69.5%です。その69.5%の88.5%が何らかの疾患があったわけです。ということは要精密検査の31%の人はこの人たちも受けてたらどれだけいろんな病気が見つかってたのかな。つまりそういうことを知らないままに野放しになっているのではないのかと。やっぱりそうこの表は考えるべきじゃないでしょうか。 そう考えて、初めて、これじゃいかん、もっと受診率を上げないといけないという政策が出てくるんじゃないかと思いますがいかがでございましょうか。 ○議長(大空軍治君) 田所健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(田所栄君) 受診率の向上は、極めて重要な課題だというふうには思っております。ただ、受けていただいた中で精密検査を受けた方がやはりこれだけ高い率でほかの疾病も見つかるという状況はあろうかと思います。 ただ、先ほど申し上げましたのは、それがわかる、ほかの委縮性胃炎やポリープががん以外にも見つかるということは大変重要なことでございますから、やはり、がん検診の受診率を上げていって、もっと早期に発見、早期治療に結びつけたいというふうには考えております。 ○議長(大空軍治君) 平原議員。 ◆議員(平原廉清君) それで、その受診率を上げる方策のことですが、実は私、こういう資料を見てて、これはまたびっくりしたんですが、ことしの6月24日ですか、山陽小野田市健康づくり推進協議会というのが会議を開かれたんでしょうか。そのときの議事録、これを見てみますと、ある委員の方が、「疾病の早期発見のためなど啓発活動に工夫が必要では」という問いかけに対して、事務局の回答が「恐れさせ過ぎてもだめで、どういう呼びかけが効果的なのか苦慮していると」こういう答えでありました。私これにも実は驚きました。これは、その恐れさせ過ぎるという感覚がおかしいと思う。私は、例えばがんであれば今ここへお示ししました表を率直に市民に知らしめるべきじゃないかと思います。そして、実際このぐらい見つかるんですよと、だからぜひ健診を受けてほしい、あるいは、ぜひ精密検査を受けてほしい、むしろそういうことに使う資料じゃないかと思うんですけれども、いかがでしょう。 ○議長(大空軍治君) 田所健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(田所栄君) がん検診、これはちろん早期にがんを発見する、また、ほかの疾病を発見するという目的で実施しておりますという、ぜひ、その早期発見、早期治療に結びつけるためにも受けてほしいということで啓発はしておるわけですけども、やはり、一方では「もし見つかったら怖い」という話も聞いておりますので、その一部としてやはり、そういうこともあるから受けやすいような体制をどう組んでいこうかという流れの中で、そういう話し合いがあったんではないかと思います。 実際、ドックなり健診なりを受けても次に結びつかないと意味がないというふうに思います。だから、その結果をもとにして、やはり、検査を、精密検査に行くという流れをやっぱりつくっていかなくてはいけませんが、そのときにやっぱり精密検査を受けてがんが見つかったら怖いというようなことを意識づけさせないで、もっと将来的に健康になるために精密検査を受けるんだというような動機づけが必要じゃないかという趣旨でございますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(大空軍治君) 平原議員。 ◆議員(平原廉清君) きょう私こういうことを追求する方が本意じゃないんですけれども、この健診率が上がらないという点は、私、今この見附市、ちょうどこのことを調べたついでに同様の検査をしておられますからお尋ねしてみました。 見附市では、その精密検査の受診率が97%とか98%、100%と、そういう受診率になっているんです。一度、見附市さんによく照会をしてみられたらいいかと思います。 それから、よろしゅうございますか。資料3を見ていただきまして、例えば、健康相談の件数というのが上がっております。これも年度を追ってみますと、回数が激減しております。そして、相談者の実数も激減しております。ところが、上の方を見ていただきますと、65歳以上の推移というのを見ても、平成18年1万6,000人が22年1万7,000人強にふえております。高齢化率も上がっております。要介護の認定者数も非常にふえてきております。 つまり、健康相談の需要はないはずはないわけです。需要がないのになぜこんなに減るのかと、これはやはり、やっぱりただこういうことをやってますよというだけで、数字そのものに関心がないと、そういうことのあらわれじゃないのかなと思います。いかがでございましょうか。 ○議長(大空軍治君) 田所健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(田所栄君) この実施体制につきましては、保健センター、両保健センターで保健師が構えて相談に乗っておるということですけども、今、高齢者の比率も高くなったという御指摘のとおりでございまして、現在は、自治会とか老人クラブ、その辺の会合とかへ行ってそういう教室を通じて相談とかその辺の重点を置いて活動をしておるということでございます。決して相談の機会をおとしているというふうには考えておりません。 以上でございます。 ○議長(大空軍治君) 平原議員。 ◆議員(平原廉清君) どうぞその点よろしく御配慮をいただきたいと思います。 で、本来の私、ウォーキングの方にまいりたいと思いますけれども、ウォーキングというのは、健康寿命を延ばすとともに、医療費の観点から行きますと、これを非常に抑える方向につながってくると。つまりウォーキングの効果というのは今はやりで言われるメタボリックとかそういう症候群、これを解消する、あるいは、現在の当市でも死因の1、2を占めておりますような病気の抑制にもつながってくると、この1、2は特に生活習慣病でございますから、そういうものに対してウォーキングというのは非常に効果があるというふうに思っています。 それで、ただ壇上で申しましたように、ウォーキングというのは、その長続きさせるのが非常に難しいということでございます。それで、そこにやはり、公共として市民がウォーキングを永続するということへの動機づけ、あるいは、そういうふうなものに対する支援策が必要ではないのかと申し上げますのは、結局、さっきから申し上げますように、健康寿命を維持するということはその人自身の医療費も減ってくる、あるいは、人数がふえてくれば市全体の医療費の削減にもつながってくる、つまり、これは健康寿命を維持している人たちはおのれが幸せなだけじゃない、一つの大きな社会貢献をしているんではないかと、こういうとらえ方ができるんじゃないでしょうか。 そうすれば、やはり、そういう社会貢献をするという観点からそういういろんな育成策を講ずるということが可能になってくると思いますけれども、その点いかがでしょうか。 ○議長(大空軍治君) 山縣副市長。 ◎副市長(山縣始君) 先ほどから平原議員さんのおっしゃいますとおり、中高年層に適度な運動とか医療費、健康を取り戻せて医療費が減少するというふうな理論であります。私も全く同様に考えておりまして、先ほどから参与がいろいろ申しておりますとおり、トレーニングルームは、市民体育館の中のトレーニングルームは、私も何回も利用したことはありますが、やはり、ここは感じとしましてやはりスポーツ能力を高めるためのそういった機材が多くて、リピーターを見てみますと、やはり、若い方が中心であります。 それで、ここの件は、私もちょっとトレーニングルームでの高齢者の方の利活用というのは、少し無理があるんじゃないかなというふうな感じもいたしておりますし、設備的にもロッカールームがなかったり、あるいは、シャワールームですね、そういったものもないわけでございますので、そこでちょっと方向を転換いたしまして、市内には公園とかあるいは、広場、これは多々あります。それで公園、広場というのは、御存じのように、地区公園とかあるいは、自治会が管理しておる地元の公園とかいろいろあるわけですが、それらの公園を利用して高齢者の方に、先ほどから出ております資料によりますと、65歳以上の方でも1万7,600人いらっしゃるということでございますので、これらの人に対して広場、あるいは、公園に集まっていただいて、そこでもって、できる範囲の体操とか、先ほどからおっしゃるようなウォーキングとかを、そういったことを取り組んでいただくと、そんなことのために最後には健康増進課が言いました、健康推進員ですね、これ220何名ほど登録してあるということですが、多分恐らく平原議員さんがこういった議題を出されるということは、何か健康推進員の方が「私たちに何かできることはないんでしょうか」という御相談もあったんじゃないかという気がいたしますので、やはり221人の方の健康推進員の方々にお願いして、地元の公園、空き地、そういったところを利用してのウォーキングとか、できる範囲の体操とか、そういったものを取り組んでいただくということが一つ考えられるんじゃないかというふうな気がいたします。 そこでもって初めて市の役目としましては、健康推進員の方と高齢者の方のその間を取り持つような計画、指導するような、コーディネートするような立場がまさしく市の役目であると思いますし、これが広く言えば災害にも通じたような共助の社会というものにつながってくるような気がいたします。 したがって、今後はそういった高齢者の方が、やはり、できる限りの運動を通して健康になられて、それでもって保険とか使わずに自分の体でかなり健康年齢でしたかね、そういったことを保てるようにしていきたいというふうな施策的なものが必要じゃないかなという気がいたします。 ○議長(大空軍治君) 平原議員。 ◆議員(平原廉清君) 今、私が申し上げているのは、ちょっと副市長がおっしゃったお考えと違うわけで、私は、一つも体育館でやれと、やるべきということは一つも申し上げてません。あの体育館ではとてもできません。 ですから、私は、やはり費用をかけないでやる方法、つまりそれは実際の自分の住まいの周りだとか公園だとか、そういうところを利用してやると、つまり財政的負担は全くない方法でやるということです。 で、じゃあそういうふうなことをどういうふうに市民にいろんなコースがあるということを知らしめていらっしゃるか知りませんけれども、例えば、「健康やまぐち21計画」というのがございます。ここを見ますと、ウォーキングコースというのが設定されております。この「健康やまぐち21計画」の中には、山陽小野田市の中に1、2、8、9、全部で10コースぐらいが地図つきで、しかもこれは距離が何kmあります、これを何分で歩くと消費カロリーは何カロリーですというところまで詳細に説明した図面がダウンロードできます。たぶん御存じないでしょう。 つまり、そういうふうに知らしめるということが大変必要であります。私は、費用をかけないで、そして市民が健康のためにウォーキングをするということが、それはまさに自助であります。自助でありますけれども、その結果、医療費も高くならない、あるいは、下がってくるという効果があるという点をとらえれば、社会貢献もしておられるんだというところから、住民の人たちがウォーキングが続くように側面的に支援をする、もうそれだけでいいと思います。 それで、そのために、私このまた資料を見ていただきたいんですが、資料の一番最後でございます。ここにウォーキングのこの「楽しく歩き、全国を旅しよう」というのは、これ私が実は県外にいるときに自分でやるためにこういうことをやって私はそういうウォーキングだとかジョギングというのが習慣づいたわけです。 そして、平成12年に私こちらに帰ってまいりましたけれども、そのときに近所の方が「歩こうか」という方がありましたから、「じゃあこういうのを使ってひとつ管理してみてください」ということでお渡ししたわけです。それで、私は、そのためにこの表には、これ平成16年のころのをとっておりますからないですけれども、最初のやつには、近所をずっとウォーキングできるようなコースを自動車で走りまして距離をはかって、そして「このコースを歩かれると何kmです、このコースは何kmです」というふうに10コースぐらいつくりましてこれを表に載せてそれで管理してもらうと。それで毎月これを渡してあげておりました。 そしたら、「最初は大阪まで行こう」というふうにして厚狭駅から大阪までの距離を入れてやっておりました。そしたら「もう大阪を過ぎた」という人が出てきましたから、「ほんならもう東京を過ぎて本州を縦断しましょうよ」ということで、これこういう距離を入れてやったんです。それから、10年ぐらいたちますけど、いまだに続いている方が2人はおられます。ウォーキングが続いておると。 つまり、こういうふうなこと、私こういう、これじゃなくていいですけれども、こういうふうな管理表を市民に配付するとかいうことですね。それから、やはり社会貢献をしておられるわけですから、私は、例えば「500km完歩された方は広報にお名前を載せて紹介します」とか、やっぱりそのようなことはしていただくと、あるいは、何かわずかでも認定証というふうな、「あなた500km踏破されました」というような認定書でも出すとか、そういう工夫をすることによって、私市民のウォーキングをしようという人たちの関心が高まってくるんじゃないのかなと、こういうふうに思います。いかがでございましょうか。 ○議長(大空軍治君) 山縣副市長。 ◎副市長(山縣始君) 先ほど言いましたように、この一つのこれもウォーキングの目標設置ということで非常に大事な一つの方法だろうと思います。やはり、今大事なのは、健康推進員の方とそれから市民の方が顔合わせと言いますか、本当に地元にどういった方がいらっしゃっての221人なのかということも紹介も必要ですし、それから、それらの方がやはり自分で何かやっていこうとする意欲を買ってあげたいという気もいたしますので、やはり、そこは今ごろは高齢者の方がいろんな場面でウォーキングされております。朝に夕にですね、私もときどき朝に夕に歩くことがあるんですが、大抵この高齢者の方のグループに出会います。やはりそこはでもその動機づけがない方は、やはり、家にずっとこもっていらっしゃる方が多いと思います。 したがって、いかにしてウォーキングはこういうふうな効果があって楽しいもんですよという形の動機づけが必要と思いますので、そこらはやはり、行政の役目が必要じゃないかなという気がいたします。 ○議長(大空軍治君) 平原議員。 ◆議員(平原廉清君) 今、健康推進員のお話が出ましたけれども、こないだちょっと聞いてみましたら、会合をやるちゅうことで、はがきで会合の通知案内を出そうと、その会合の案内を出す費用がない、世話役の方が自腹を切って、そしてはがきを、案内のはがきを出して出席した人から後で徴収をすると、だから出したけど出席はしなかった人からは徴収できないと、こういう状態が現在の健康推進員なんです。 それで、私、「仏をつくって魂を入れず」の状態じゃないだろうかと申し上げたのはそういうことなんです。 せめて活動しようとして、その案内状を出すはがき代も予算がないと、それは何とも市がおつくりになった推進員ですから、せめてそのぐらいを認められたらいかがかと思いますけど、いかがでございましょう。 ○議長(大空軍治君) 田所健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(田所栄君) 健康推進員の方につきましては、地域でさまざまな健康に関する活動をしていただいておりまして、こちらも大変その辺では保健活動を有意義に進められるということで感謝しております。 ただ、今申しましたように、お金ではなくて、例えば、会場、公民館なら会場を借りるというときはもう共催をさせていただいてその負担を和らげると、それから、よくありますのは、自主グループの方が資料をつくると、で印刷をしてほしいということにつきましては、担当課の方でちらしの印刷もさせていただいておるところでございます。 その辺で自主的に活動されるグループを側面的ですけども、支援はこれからも続けてまいりたいというふうに考えております。 ○議長(大空軍治君) 白井市長。 ◎市長(白井博文君) 非常に有益な御指摘いろいろありました。早速、市民の健康寿命を延ばすという方向で取り組んでいきたいと。それに必要な費用の助成も検討します。健康推進員の倍増計画を立てて取り組んでいきます。 ○議長(大空軍治君) 平原議員。 ◆議員(平原廉清君) ありがとうございます。どうぞよろしくお願いいたします。 もう時間もまいりましたので、まだ質問したいことも残りましたけれども、一応、私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございます。 ○議長(大空軍治君) 以上で平原議員の質問を終わります。……………………………… ○議長(大空軍治君) 次に、14番、吉永議員、御登壇願います。吉永議員。(吉永美子君登壇) ◆議員(吉永美子君) 皆様、こんにちは。私は、公明党の吉永美子でございます。 さて、最近テレビでよく見かけるジャーナリストの池上彰氏には、その国が発展するかどうか、彼なりの見方があるようです。まちに大きな書店があり、そこに若者が大勢いるかどうかとのこと、また池上氏は「豊かな人的資源は発展の原動力になる」とも語っております。 国だけではありません。あらゆる団体の発展の力となるのが若い力であります。大事なことは青年は待っているだけでは育たないということです。 我が国の世界的指導者は「一人一人と直接会い、語り、励まし、ともに悩みを乗り越えていく中でしか人は育たないものだ。そして育てた人にも人間としての力が磨かれる。」と力説しております。 未来を開く鍵はこうした人間育成の繰り返しにあると申し上げ、子どもたちの健全なる成長を願いつつ、今回は5点にわたって質問、あるいは、提案をさせていただきます。 1点目は、安心・安全なまちづくりについてでございます。 私は、9月1日が防災の日であることから、9月議会では、毎回自主防災組織の推進を柱として、防災関係の質問を行ってまいりました。このたびの水害につきましては、多くの市民の皆様が本当に辛い思いをされました。心からお見舞いを申し上げたい。そして真っ黒になって市職員の皆さんが復興に頑張っていただいたことも存じ上げているつもりです。まことにありがとうございました。感謝の言葉が市民からたくさん寄せられたことと思います。 さて、日本は自然災害列島であります。世界で発生するマグニチュード6以上の地震の約2割は日本を襲います。台風の通り道でもあり、火山活動とも無縁ではいられません。こうした自然災害はなくすことはできませんが、被害の未然防止や軽減は可能であります。 その取り組みとして、行政による公助、自分の身を自分で守る自助、地域や身近な人で助け合う共助の総合力が欠かせないわけであります。 平成11年9月には、旧山陽町の埴生で台風による大被害を受けました。このときには、熊本県で尊い命が失われております。そして、昨年7月の豪雨により大きな被害を受け、そのときは、県内他市で大勢の命が奪われました。そして、本年の7月の豪雨では広島県で亡くなった方がおられます。 そんな中、本市で死者が出ていないのはまさに奇跡としか言いようがありません。でもこの奇跡、4度は起こらない、そんな危機感を持って自助、共助、公助の力を全力で出せるようにしていかなければならない、その思いで1つ目にまずお聞きいたします。7月の豪雨災害を受け、市としての改善策はどうなっておりますでしょうか。 2つ目に、災害時要援護者避難支援対策の取り組み支援であります。防災の基本は自分の身は自分で守るという自助でありますが、守りたくても自分の身を自分で守れない市民をどう支えていくのか、そんな思いで質問を重ねてまいりました。 平成17年10月議会で他県のある市の取り組みを紹介し、災害弱者支援を提案いたしました。その後も19年9月議会、20年9月議会、そして昨年の9月議会と何度かにわたってお考えを聞いてまいりました。ようやく本年3月、災害時要援護者支援マニュアルが策定をされ、登録が進んでいるようでありますが、課題も見えてきているかと思いますので、取り組み状況をお聞きいたします。 3つ目に、自主防災組織づくりについてであります。 私は、共助の最たるものが自主防災組織だと思っております。平成14年9月議会、旧山陽町でとり上げさせていただいて以来、毎年質問を重ねてまいりました。山陽小野田市の自主防災組織率が低いのは山陽地区で組織がまだ5つしかできていないのが理由でありますが、昨年にも御紹介しましたとおり、山陽地区にはモデルとも言うべき素晴らしい取り組みをしておられる自主防災組織があります。このような組織を核として組織率向上に取り組んでいただきたいと思っておりますが、状況と推進策をお尋ねいたします。 4つ目は、防災士の育成について、これまでの取り組みと今後の予定をお聞きいたします。 5つ目は、災害ボランティアにつきまして、事前の登録制度の導入を提案いたします。平成18年に策定された地域防災計画には、一般ボランティアの登録をあらかじめ行い、災害時の対応に備えると明記されておりますが、このことをどのようにとらえておられるのでしょうか。 6つ目は、防災メールのさらなる活用についてであります。災害状況などを瞬時につかむことのできる携帯へのメール発信は携帯を持つ人が多い現代社会にあって、大変有効な手段であると思っております。 7つ目は、水道水についてであります。このたびの断水につきましては、水道局職員の皆さんの全力での復旧作業により、早期に給水が再開されました。日ごろあるのが当然の水が出ないことの不便さ、出ることのありがたさを実感し、心から感謝するものであります。そこで、今後は、隣接市との協定をさらに進めていただきたいと念願しております。 皆さん御存じのとおり、本年6月には、防府市と山口市が非常時における水道水の相互融通に関する協定書を交わしております。本市にあっては、宇部市との連絡管をつないでいるとお聞きしておりますが、今後の協定の可能性をお聞きいたします。 次に、2点目は、AEDについてでございます。 まず1つ目、昨年、公共施設55カ所にAEDを設置していただきました。その施設では救命講習の受講が進んでおりますでしょうか。 そして2つ目に、AEDマップについてでございます。御提案申し上げ、マップをホームページに掲載していただき、また救命講習受講者には手渡していただいておられるかと思います。しかしながら、いざ外出時にAEDの設置場所を見ることができるよう、携帯に登録できないかお尋ねいたします。 2点目は、子どもの虐待防止についてです。 大阪市で起きた2児遺棄事件や横浜市での女児窒息死など痛ましい事件が後を絶ちません。全国の警察がことし上半期に摘発した児童虐待事件数は181件で、統計を取り始めた2000年以降最多となっております。児童相談所が対応する虐待の件数は19年連続で過去最多を更新し続けております。近年の傾向として、ネグレクト、いわゆる育児放棄や心理的虐待の割合が増加しております。身体的虐待を伴わないため、外傷からの発見が難しく、子どもの死に直結いたします。 公明党は、これまで児童虐待防止法の制定など、対策の拡充を強力に進めてまいりました。この法律の制定以降、近隣住民などの通報がふえ、摘発件数は、増加傾向にあります。もともとあった児童虐待が明るみに出たとの見方も少なくなかったのですが、事件は減る気配がなく、警察庁でも実態としてふえている可能性はあると見ております。 そこでお尋ねいたします。虐待を防ぎ発見するための取り組みはどうなっておりますでしょうか。先日の他の議員への御回答と同じ回答を極力避けていただけるとありがたく存じます。 3点目は、知的障がい者への支援についてであります。 何の制度でも同じとは思いますが、制度のはざまで苦しんでおられる方は必ず存在していると感じます。知的障がい者を子どもに持つ親は、障害年金は出ない上企業にも就職がままならないとなれば、子どもの将来を心配し、胸が裂ける思いでおられるのを実感しております。授産施設に通ってもいただくお金は、交通費で飛んでいってしまう、こんな思いをしている市民に何か支援の手を差し伸べていただくすべはないのか、そう思い、取り組みのお考えをお聞きいたします。 4点目は、うつ病対策についてでございます。 日本の自殺者は、年間3万人を超えておりますが、日本人の約15人に1人がかかるうつ病がその大きな要因の一つであり、深刻な社会問題にもなっております。 いみじくも本日9月10日から16日までは自殺予防週間であります。平成19年6月に閣議決定された自殺総合対策大綱において、9月10日の世界自殺予防デーにちなんで、毎年9月10日からの1週間を自殺予防週間と設定しております。大変悲しいことでありますが、本市にあっても自殺される方がおられるのも事実であります。 そこでお尋ねいたします。自殺の要因ともなっているうつ病への対策はどうなっておりますでしょうか。 そして2つ目に、認知行動療法についてであります。認知行動療法とは、人間の気分や行動が認知と密接に関係していることから、患者の否定的な思考に対し、治療者の手助けによって認知のゆがみに気づかせ、心のストレスを軽くしていく治療法であります。 1970年代に米国で開発されて以来、数多くの治療効果を裏づけるデータが報告されており、日本でも80年代後半から注目され、公明党の主張でことしの4月からは健康保険が適用されるようになりました。ただ、専門医の不足が大きな課題となっております。しかしながら、公立病院を抱える本市としては、人ごとと静観できないわけであります。 そこでお尋ねいたします。市民病院での認知行動療法の導入についてどうお考えでしょうか。 最後、5点目は動物愛護についてでございます。 動物と言えば本年宮崎で大問題になった口蹄疫、このたび牛や豚、なんと29万頭もの命がむだに切り捨てられました。私は、10年前、自公政権の際、宮崎で口蹄疫問題が起きたときには殺処分された牛が35頭であったことを思うとき、政権によってここまで取り組みが違うのかと憤りを感ぜずにはおられませんでした。10年間飼ってきた母牛を殺さなければならなかった畜産農家の心の痛みはどれほどだったでしょうか。10年間も飼えばペットと同じであります。 さて、今月20日から26日は動物愛護週間であります。そのことから以前より9月議会で動物愛護を取り上げると決めておりました。少子高齢化を背景にペットへの関心が急速に高まっております。犬や猫などペットはかけがえのない家族の一員であり、「ペットロス」という言葉があるほどであります。 しかしながら、我が国では、犬と猫合わせて年間約28万匹が殺処分されており、飼い主責任の明確化や譲渡先の確保など殺処分を減らす取り組みが求められております。 そこでお尋ねいたします。狂犬病予防法により犬については、登録が義務づけられており、登録料は、1匹当たり3,000円となっております。この収入については、現在一般財源として入ってきております。しかしながら、動物愛護の観点から犬や猫の避妊、去勢を行い、不幸な犬猫をふやさない取り組みが大切と考えております。ぜひ、この助成制度を導入していただきたいと思いますが、お考えはいかがでしょうか。 2つ目は、犬の鑑札の改善についてお聞きいたします。 現行の鑑札は、山陽小野田市の番号が71で、それで本市が特定できるそうですが、市民にはわかりません。そんな中、秋田県由利本荘市では愛犬を迷子にしないよう、小型犬にもつけやすい小さくて可愛い足型の犬鑑札を作成し、本年4月から登録時に交付しておられます。ステンレス製の足型の鑑札には肉球の模様と市の名前、登録番号などが印字されております。もし、迷子になっても見つけた方はどこの市に住んでいる方か飼っている犬かすぐわかるようになっております。 3つ目は、教育の現場における命の教育についてでございます。 学校飼育については、命の大切さを教え、思いやりの心を育てるのに貢献が期待できる学校飼育について現状をお聞きいたします。 以上5点でございます。前向きな御答弁をどうぞよろしくお願いいたします。(吉永美子君降壇) ○議長(大空軍治君) 執行部の答弁を求めます。杉本総務部長。 ◎総務部長(杉本克彦君) おはようございます。それでは1点目の安心・安全なまちづくりについてのうち、(1)防災にかかわる7項目にわたる御質問でありますが、そのうち私からは4点についてお答えをいたします。 まず1点目の、今回の豪雨災害を受けて今後の改善策を聞くということですが、このたびの7月13日から15日にかけての豪雨被害においては、市内各所が冠水し、浸水被害や土砂災害など多数の被害が発生いたしました。市といたしましては、今回の災害を教訓として、特に、非常時における市民の皆様への迅速かつ的確な避難勧告の発令が不可欠であると考え、昨年より「避難勧告等判断・伝達マニュアル」、これは高潮、洪水、土砂災害にかかわるもの、それに「災害時要援護者マニュアル」を策定いたしました。 また、災害時の情報伝達手段といたしましては、ことし4月から運用を開始いたしました携帯電話を活用した防災メールや現在の地域防災無線をMCA無線へ移行といった緊急時の通信手段の確立を図りました。 このたびの災害の総括につきましては、現在とりまとめ中であるということは、これまでにも申し上げましたとおりでありますが、その結果を踏まえて、災害に強いまちづくりに向けて迅速な対応ができるよう組織づくりにより一層取り組んでまいりたいと考えております。 次に、2点目は、自主防災組織についてでありますが、「自主防災組織については、災害時に『自助』、『共助』により『自分たちの地域は自分たちで守る』という自覚、連帯感に基づき自主的に結成する組織であり、災害による被害を予防し、軽減するための活動を行う組織である」というふうに定義されております。 本市においても災害に敏感で、防災意識の高い地域ほど立ち上げが早いところでありますが、日ごろから自然災害を受けておられない地域についてはなかなか組織化が進んでいないのが現状であります。 このたびの厚狭地域の災害発生によりまして、各自治会単位で既に自治会組織の立ち上げの動きが活発になりつつあるように伺っております。市といたしましても積極的に応援をしていきたいと考えております。 また、県におきましても自主防災組織の活動の重要性と機動力をさらに向上させることを目的に、ことしからの試みとなりますが、地域防災活性化推進事業として「自主防災リーダー研修会」というものを開催することとなっております。 次に、3点目は、防災士の育成等についてでありますが、この防災士については、平成22年8月末現在で、全国で4万679名いらっしゃるそうです。これは日本防災士機構という任意の団体なんですが、ここでカリキュラムを履修し、資格試験に合格された方になるわけですが、この育成についても防災に対する一定の知識を持ち、地域での防災活動に平時から取り組み、災害時には、公的な組織やボランティアと共同して活動することは、有効かつ適切な防災体制を進めるためには必要であります。自主防災組織の組織率の向上と合わせて育成について検討したいと考えます。 ただし、この資格取得には6万数千円の有料受講が必要ということで、その費用負担の面においては、今後研究する必要があると考えます。 次に、4点目は、防災メールの活用についてであります。 「防犯情報」、「不審者情報」については現在、警察及び学校からメール発信がされているところです。これらの情報の出所が警察や地元学校であることから重複して、しかもそれらのメールに遅れて同様の内容が市から発信されることとなり、混乱を招くのではないかと。したがって、担当部署ごとに情報入力を行うことで即時の発信ができると考えます。 そのほかにも「市民の皆さんへのお知らせ」、「観光、イベント情報」、「ごみ収集情報」など、さまざまなメニューの追加も可能ではありますが、システムの変更を行う都度、費用もかかりますので、各担当部署の意向等を反映し、一括で変更することも含めて研究したいと考えております。 また、名称につきましても、現在の「防災メール」を「市民メール」と改めることなど、こういったことで幅広い情報を市民の皆さんへ発信する手段して広めることができると考えます。 ただし、携帯電話のメールは、緊急時の情報提供に特化した方が市民の皆様にわかりやすく、一般のイベント情報等は、携帯電話のインターネットから市ホームページにアクセスしていただければ、対応できるのではないかというふうにも考えております。 以上でございます。 ○議長(大空軍治君) 田所健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(田所栄君) 私の方からは、災害時要援護者支援対策の取り組み状況について御回答を申し上げます。 本市におきましては、平成22年3月に「災害時要援護者支援マニュアル」を策定し、4月から民生児童委員の方々に御理解をいただく中で、独居、寝たきりの状態であるお年寄りの調査をしていただき、本マニュアルに該当される方につきましては、「災害時要援護者登録申請兼要援護者避難支援プラン」を渡して、移動支援を希望された方につきましては、支援者を2名以上探していただき、見つからない場合には、民生児童委員や自治会長等に相談して見つけていただき、申請をしていただいております。 現在、申請としては、約120件提出されておりますが、民生児童委員、自治会長、福祉員の3者と支援ネットワークを構築し、情報の共有化を図り、対応をしていく取り組みをしていこうとしていた矢先、今回、7月15日の豪雨災害が発生し、その対応に追われ、本申請書の処理が途上になっているのが現状でございます。 9月に入り、台風が多く発生し、災害の起こりやすい時期でもあることも理解する中で、早急に対応していきたいというふうに考えております。 ○議長(大空軍治君) 藤本市民生活部長。 ◎市民生活部長(藤本賢輝君) それでは、安心・安全なまちづくりの災害ボランティアの事前登録制度の導入についてお答えしたいと思います。 このたびの災害におきましては、その復旧活動支援のため、本市で初めて「災害ボランティアセンター」が社会福祉協議会により開設され、14日間で延べ2,488人のボランティアが延べ435件の支援活動を行いました。 このように、災害ホランティアの活動は、被災地の早期復旧に大きな力になるものであり、この力を組織化し、決まったルールのもと、効果的に発揮するためにも、ボランティアセンターの役割は、大変重要なものと考えております。 そのために、日ごろから災害ボランティアに対する理解を深め、いざというときに備えていただくとことは、必要なことだと理解をしております。 そこで、災害ボランティアの事前登録につきましては、現在、市社会福祉協議会に常設の「ボランティアセンター」において受け付け、その中で情報提供や災害ホランティアに対する学習・研修・支援等ができるよう、協議をしてまいりたいと考えておりますし、市としては、積極的に推進する必要があるんではなかろうかというふうに考えております。 ○議長(大空軍治君) 山本水道事業管理者。 ◎水道事業管理者(山本克己君) それでは、私の方から水道水についてお答えさせていただきます。 水道水の応援給水協定につきましては、広域的なものと単独の市のレベルのものとがございます。このたびの災害に伴う断水時には、県下各市から給水応援にはせ参じていただきました。 これは、日本水道協会山口県支部の相互応援対策要綱に基づくものでありますが、水道事業体同士が横のネットワークにより、協力関係を築き上げたことによるたまものであると考えております。改めまして、心より感謝の意を表させていただきます。 また、単独の市のレベルのものといたしましては、隣接する宇部市と平成13年より相互融通配水管の敷設に関する協定を締結し、宇部市黒石地区と市内有帆地区の2カ所で両市の水道管を接続しております。 これにより、有事の際には、黒石地区では、日量8,000m3、有帆地区におきましては、日量2,000m3の水道水を相互に融通することが可能となっております。 一方、昨年、旧市町の一体化ということで、後潟地区と鳥越地区を結ぶ相互融通管の工事を完工しており、厚狭地区700世帯で今回の断水を回避することができました。 なお、下関市につきましては、硯谷議員の御質問にもお答えさせていただいているとおり、事務レベルでは協議をさせていただいておりますが、もろもろの問題が山積しているという状態でございます。 また、市北側に隣接する美祢市との融通管につきましては、当市の配管形態上、非常に困難であるというふうに考えております。 以上であります。 ○議長(大空軍治君) 田所健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(田所栄君) では、2番目のAEDについて御説明いたします。 AED設置救急ステーションとして認定されている施設は、職員の70%以上の者が普通救命講習等の修了者であり、その中の1名以上は、上級救命講習の修了者であります。また、年1回以上は、消防署とともに救急訓練を実施しております。 そのほかのAED設置場所につきましては、職員が常駐していない施設や指定管理者が管理しているところなどがあり、救命講習を受けていない施設もあります。 昨年、AEDを設置いたしました施設は、55カ所でございます。このうち救命講習を受けた施設は46施設、救命講習を受けてない施設が9施設です。今後は、施設の管理者に救命講習を受講できるよう進めてまいります。 次に、AEDマップを携帯電話に登録できないかということでございます。 現在、市の公式ホームページ上にAEDマップは、掲載されております。携帯電話で市のホームページは見ることができますが、AEDマップまでたどり着かないのが現状でございます。今後、市の公式のホームページをリニューアルする際に、携帯電話でも検索できるよう、担当課に依頼したいと考えております。 次に、子どもの虐待防止についてでございます。 本市における児童虐待の状況ですが、平成21年度におきましては、22件、18世帯の相談がございました。虐待の態様といたしましては、ネグレクトが13件、身体的虐待が4件、心理的虐待が5件となっております。被虐待児の年齢は、小学生13人、幼児が9人となっております。通報者は、小・中学校、保育園のほかに民生児童委員、保健センター、近所の人たちというふうになっております。22件のうち中央児童相談所が関与した件数が17件、13世帯となっております。 次に、処理状況ですが、継続指導14件、施設入所2件、終了6件となっております。継続指導につきましては、児童相談所や家庭児童相談員、保健センターによる状況調査を経て必要な指導等を行うことで、家族の立ち直りを支援し、関係機関による見守りを継続しております。 次に、児童虐待に対する対応状況ですが、中央児童相談所と協力し、また、近隣住民や学校の教職員等の協力を得つつ、児童の安全確認のため、家庭児童相談員を中心として関係機関との連携を密にしながら、虐待の未然防止、早期発見、早期の適切な対応のため日々取り組んでおり、今後とも努力を続けてまいりたいと考えております。 続きまして、3番目の知的障害者への支援についてでございます。 障害年金は、障害の程度により一定の要件を満たしている場合には受けることができます。国民年金であれば、その加入者には、「障害基礎年金」が支給されますが、この障害基礎年金を受給するためには、年金事務所に診断書等の提出を行い、これにより障害年金の1級または2級が認定されるものであります。 ただし、知的障害者が持つ療育手帳の障害等級AとBがありますが、国民年金等の障害等級は、それぞれ独立した制度でございますので、判断基準が異なり、療育手帳の交付を受けていても、障害年金が受給できる障害程度には該当しないこともあります。 このため、授産施設等に通所されている知的障害者の方の中には、障害年金を受給されている方とそうでない方がいらっしゃいます。また、授産施設等では、その作業内容に応じて賃金が支払われていますので、その工賃や障害年金によって生活をされていると考えております。 障害年金を受給できない場合は、賃金の収入が中心となりますので、賃金をアップさせるため、県では、工賃倍増計画により複数の授産事業所の共同受注など、さまざまな取り組みを支援しているところでございます。 また、通所サービス等利用促進事業により、障害者が通所サービスを利用しやすくするため、市が事業所に障害者の送迎費用を助成し、利用者の負担軽減を図っております。 市独自の補助事業としましては、山陽小野田市心身障害者扶養共済制度掛金助成事業があります。障害者扶養共済制度は、障害者を扶養している保護者が亡くなられたり、重度の障害になったりした場合に、障害者に一定額の年金が支払われる制度でございます。 この制度に加入し、保険料を納付している方のうち、低所得の方が支払った掛金の半額を助成しておるものでございます。これらの支援は、十分ではないと考えられますが、今後とも引き続きどのようなサービスが提供できるか、検討してまいりたいと考えております。 続きまして、うつ病対策でございます。 現在、両保健センターにおいて毎月1回健康相談を実施しております。また、うつ病に対する社会の偏見をなくすため、今年度、自殺対策の一環として、うつ病を乗り越え、社会復帰をされた著名人による講演会を開催する予定にしております。 以上でございます。 ○議長(大空軍治君) 河合病院事業管理者。 ◎病院事業管理者(河合伸也君) 認知行動療法に対する市民病院の見解なんですけれども、心配事があって夜よく眠れないとか、気持ちがふさぐという程度であれば、だれでもあり得るんですけれども、うつ状態とかうつ病というのは、そういう軽いものから極めて重症なものから非常に幅が広いのでありまして、うつ病は、心の風邪とも言われていまして、軽傷のうちは、薬で治りやすいんですけれども、こじれてきますと極めて治療が難しくなって、おっしゃいますように自殺ということもあり得るわけです。 その中で、薬だけでなくして、確かにおっしゃいますように認知行動療法というのは、今有用な方法として、もう十分に認められています。ただ、この認知行動療法につきましては、心療内科医であるとか精神科医であるとか心理療法士であるとか、かなりな専門家でないと、なかなかこの治療法は担当しにくいというのが実情でして、そういう専門家は極めて、まずは日本の中に数が少なくて、この近隣で見つけ出すことすら難しいというのが実情であります。 で、市民病院もそういうことを導入するということは、重要であるということは十分認識はしてはいますけど、とても人材を見つけるということすら難しい実情ですので、現時点では導入は難しいと言わざるを得ないのが実情であることを御了解ください。 ○議長(大空軍治君) 藤本市民生活部長。 ◎市民生活部長(藤本賢輝君) それでは、5番の動物愛護について、(1)の犬の登録による収入を動物愛護(避妊や去勢費用の一部補助など)に使用するように定められないかということと、(2)の犬の鑑札を改善できないか、この2点について御回答を申し上げます。 犬の登録手数料の収入を飼い犬や飼い猫の避妊や去勢手術費用の一部助成に充てることにより、野良犬、野良猫の増加を防ぐことができるのではないかとの御指摘でございます。 その前提として、「動物の愛護及び管理に関する法律」において、「犬又はねこの所有者は、これらの動物がみだりに繁殖してこれに適正な飼養、飼う・養うって書きますけども、飼養を受ける機会を与えることが困難となるようなおそれがあると認める場合には、その繁殖を防止するため、生殖を不能にする手術その他の措置をするように努めなければならない。」と、そういった規定があります。 このように、動物を飼う場合においては、まず、飼い主としての責任や義務を守っていただくことが必要であります。 確かに、野良犬、野良猫をふやさないための防止策として、避妊や去勢は、有効な手段でありますが、手術費用につきましては、1匹当たり2万円から5万円かかるものと認識をいたしております。 飼い主の御負担が少しでも軽くなり、手術を受けやすくするようにすれば、野良犬、野良猫が減少し、処分される動物も減らすことができるというお考えは十分理解できますので、補助につきましては、他市も実施している状況もありますので、検討させていただきたいというふうに考えております。 また、市といたしましては、まず、飼い主の自覚を促すという見地から、動物の飼い方の啓発を図ってまいりたいと考えております。 次に、犬の鑑札の改善につきましては、デザイン的に足跡型やハート型といったような、飼い主の方が進んでつけてみたくなるようなものにしてはどうかとの御指摘ですけども、本市の鑑札につきましては、山口県獣医師会が下関、柳井市、周防大島町を除く県内各市町に様式・デザイン及び形状についてアンケート調査を実施し、平成22年度から従来のものと比べ、一回り小型のものに変更されました。 このことにより、愛犬の首輪に取りつけやすくなっておりますので、狂犬病予防注射時には、必ず取りつけていただくことをお願いするとともに、今後、他市の鑑札も研究させていただく中で検討をしてまいりたいと考えております。 また、犬の登録率のアップにつきましては、9月20日から26日の動物愛護週間にあわせて、9月号の広報紙に登録のお願いについて掲載をいたします。 また、毎年4月の狂犬病予防集合注射時には、飼い主の方に対しましても、新しい犬を飼い始めたときには必ず登録をしていただくように、周知徹底してまいりたいと考えております。 ○議長(大空軍治君) 江澤教育長。 ◎教育長(江澤正思君) 教育の現場におきまして、学校での動物の飼育についての御質問でございます。 学校での動物の飼育は、子どもたちに動物を愛護し、生命を尊重する態度を育てること、動物についての理解を深めること、他人への思いやりや共感を養うこと、責任感や友達と協力する態度を育てることなど、多くの教育的効果が期待できると考えております。 現在、小学校で学校の飼育小屋でウサギなどの飼育を、また、学級で金魚やメダカなどの飼育を行っておりますが、各学校では、担当教諭を定め、管理職と担当教諭の管理体制のもと、委員会活動や飼育当番活動による活動を行ったり、学級では、学級担任の指導のもと、学級の児童が係活動や当番活動で世話を行ったりしているところでございます。 近年、社会情勢が変化する中で、学校教育では、生命尊重の心や優しさ・思いやりの心・忍耐力をはぐくむことが重要な課題となっております。また、子どもたちのさまざまな体験の不足も課題となっております。 さきに述べた教育効果は、動物たちと直接触れ合うという体験を行うことによって得られるものと認識しておりますし、こうした教育的効果は、子どもたちが正しい飼い方を知り、責任を持って飼い続けることで、初めて期待できるものであると考えております。 市教委としましては、こうした教育活動を大切にし、各校において動物愛護の精神のもと、適正に行われるよう支援していきたいと考えております。 以上です。 ○議長(大空軍治君) 吉永議員。 ◆議員(吉永美子君) では、再質問させていただきます。 まず、2点目の児童虐待、子どもの虐待防止についてから行わさせていただきます。 先日の同僚議員の質問に対しての回答の中で、子育て支援ネットワーク協議会というのがあるということが出ておりましたが、この中におきましては、病院といわゆる医師会とのネットワークをされておられると聞いておりますが、先日、テレビでやっておりました。歯科医師、歯科医がネグレクトの場合、特に、虫歯等が多くて、そういったところを見つけやすい部分があるということが出ておりました。 しかしながら、山陽小野田市でのこのネットワーク、歯科医師会とは、やっておられないと聞いております。こういった歯科医師会に対して、このネットワークにぜひ入っていただきたいということを言っていただきたいと思います。 それともう1点は、これもまたテレビに出ておりました、コンビニであります。コンビニエンスストア、ここは24時間あけておられることが基本になっておりますが、そこで本当に児童虐待を受けている子を見つけられた、そこのお店の方が警察に通報されて、警察の方が「守ってあげるよ」と言ったときに、子どもが語ったそうであります。 子どもは、基本的に親を守ろうとするというところがあるそうです。こういったコンビニエンスストアへのネットワークのお願い、そういったことをぜひこの2点、行っていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(大空軍治君) 田所健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(田所栄君) 支援ネットワーク協議会の構成についてでございますけども、一応、議員さん御指摘のように、医師会、それから、小児科の先生については、構成委員ということで入っていただいております。で主に、子どもさんについては小児科の先生からのアドバイスとか相談もいただいております。 また、このネットワーク協議会に歯科の関係の歯科協議会ですかね、歯科医師会か、あの方に諮るべきかどうかというのは、また協議させていただけたらというふうに考えております。 それと、コンビニの協力ですけども、それだけじゃなくて、やっぱり商工会議所とかその辺との関係もやっぱり重要ではないか。コンビニだけじゃなくて、ほかにお店をされておるところとか、やはりいろいろな場所で虐待を発見できる場合もありますから、広くその辺は商工会議所も協議していく中で、虐待の発見に努めてまいりたいというふうに考えております。 ○議長(大空軍治君) 吉永議員。 ◆議員(吉永美子君) 商工会議所との協議は、これまでではされてこられたということでよろしいですね。 ○議長(大空軍治君) 田所部長。 ◎健康福祉部長(田所栄君) まだしておりません。 ですから、今、大変いい御指摘をいただきました。コンビニとかお店を使う。それから山陽小野田でしたらサンパークとか子どもさんは行かれると思いますけども、そういう場所で虐待の発見もできるというふうなヒントもいただきましたので、その辺はコンビニだけじゃなくて、広くそういう子どもさんが行かれる場所で、やはり虐待の発見ができる環境をつくってまいりたいというふうに考えております。 ○議長(大空軍治君) 吉永議員の質問中でありますが、ここで午前中の会議を終わり、午後1時から会議を再開いたしますので、定刻までに御参集をお願いいたします。では、休憩いたします。────────────午前11時57分休憩午後 1時00分再開──────────── ○議長(大空軍治君) これより午後の会議を開きます。 午前中に引き続き、一般質問を続行いたします。吉永議員、質問を続けてください吉永議員。 ◆議員(吉永美子君) それでは、子どもの虐待防止の点で、もう1点お聞きいたします。 今現在、「こんにちは赤ちゃん事業」、これ、頑張っておられると思います。生後4カ月までの乳児がいる全家庭を訪問するという事業でありまして、ここでやはり、子どもの虐待というところで発見したり、通報ができたり、いろんな取り組みが進んでいくのではないかと思います。 この点で1点お聞きいたします。こんにちは赤ちゃん事業、これで会えない親、また、拒絶した親もおられると思います。こういった親に対して、どう対応していっておられるのかをお聞きいたします。 ○議長(大空軍治君) 田所健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(田所栄君) 主に、母子保健推進委員の方が生後4カ月までの乳児のいる家庭を訪問しておりますけども、やはり、相性といいますかその辺もありまして、訪問拒否されている方が31人、やはり、いらっしゃいます。ただ、その方につきましては、別に、保健師がバックアップしておりまして、保健師の方でまたフォローに回っております。それで、母子保健推進員による訪問検査31人、訪問が出来なかった方7人の合計38人のうち25人の方については保健師の方で赤ちゃんを確認させていただいております。 ただ、あとどうしても連絡がとれないとかそういう方もいらっしゃいまして、そういう方につきましては、フォローするというのは、乳児一般健康診査というのがございまして、受診票があるわけですけども、それは最終的には、保健師の方に回ってきますので、その辺でちゃんと受けていただいておるというのを確認しております。 以上でございます。 ○議長(大空軍治君) 吉永議員。 ◆議員(吉永美子君) わかりました。今後も引き続き、この「こんにちは赤ちゃん事業」、全力で取り組んでいただいて、子どもの虐待防止、頑張っていただきたいという思いで、この2点目を終わりたいと思います。 次に、3点目の知的障害者への支援であります。 ここで申し上げておきたいところがありまして、実は、そういった子どもを持たれる方の本当に親の切々たる思いを私は伝えさせていただいたつもりでありますが、これにこたえる形かどうかわかりませんが、宇部市が今年度から取り組みをされておられます。 「2年間の臨時職員」とは聞いておりますが、4名の障害者を採用をされております。精神障害の方2名、発達障害の方を1名、そして知的障害の方1名、この知的障害の方については、障害年金が出る対象ではない方であり、また、療育手帳を持っておられる方とお聞きいたしております。 こういった方の採用につきましては、やはりどうしても財源の確保等がございます。市長の英断をお願いしたいと思いますが、市長のお考えをお聞かせください。 ○議長(大空軍治君) 白井市長。 ◎市長(白井博文君) 公務員、特に事務職の場合、身体障害者は、全然問題ないんですけれども、知的障害者、精神障害者については、なかなか業務への取り組みそのものが無理なんではないかというふうな懸念がずっとありまして、山陽小野田市は、各部署での障害者の雇用率は、基準を満たしていると思いますけれども、その身体障害者で今、賄っているのが現状です。 ですから、それをもっと広げてってことですと、先進地といいますか、宇部市の例など十分参考にしながら、これから取り組んでいきたいというふうに思います。 ○議長(大空軍治君) 吉永議員。 ◆議員(吉永美子君) よろしくお願いいたします。知的障害者に対しては、例えば、軽度の作業とかいろんな工夫をされておられるようでありまして、ぜひ、宇部市のことを参考にされて取り組んでいただきたい、その思いでいっぱいであります。よろしくお願いいたします。 では、続いてよろしいですか。 ○議長(大空軍治君) どうぞ。 ◆議員(吉永美子君) 続きまして、4番目のうつ病対策であります。 これにつきましては、市民病院において取り組みをぜひお願いしたいという思いがありますが、現実には人材を見つけることが困難、それはわかった上で私もお話させていただきました。 しかしながら、これから新病院として我が山陽小野田市の病院が取り組んでいく際に、やはり、よそと違う、他市他県から来ていただく病院での取り組みというところでは、特化した病院の取り組みが必要ではないかと思いますが、その特化した病院での取り組みという考えについてお聞かせください。 ○議長(大空軍治君) 河合病院事業管理者。 ◎病院事業管理者(河合伸也君) おっしゃることは、ごもっともで、まあできる範囲でとかする方法を考えたいと思っています。 で、このうつ病対策については、非常に医療界でも問題になっていまして、やはり、ポイントは早期診断なんですよ、早期発見なんですよね。 で、早期にできれば職場で見つけることができればいいんですけれども、初期には、普通の身体症状等で、内科、必ずしもすぐに精神科に受診されるわけじゃないので、内科とかほかの科を受診されますので、今、そういうところで早期に見つける手法というのが広まっておりまして、できるだけ早期に見つけていくということで、その点につきましては、もう市民病院も真剣に取り組んでいこうと思いますんですが、こじれた場合には、非常に難しいので、うっかりすると、治りかけると自殺する危険が最も高いので、そのあたりは、やはり相当、専門家でないと難しいというふうに思っているところです。 ○議長(大空軍治君) 吉永議員。 ◆議員(吉永美子君) わかりました。今後の課題として、ぜひ、今の心の病を抱える方がたくさんおられることは、病院事業管理者もよく御存じだと思いますので、この点につきましては、何かしらの取り組みを進めていただく、特に、認知行動療法、大変データ的にも効果があるということでありますし、保険適用もされております。ぜひ、今後の課題として取り組んでいただきたい、その思いでこの点終わります。 それでは、5点目の動物愛護についてであります。 先ほど「去勢・避妊については検討していく」ということでありまして、これはぜひ早期にやっていただきたいという思いでいっぱいであります。 先ほど、御報告がありましたけど、本当に私は、もうこの点だけは御紹介させていただきたい。美祢市が本当、昭和51年からやっておられて、このときは犬のみでありました。今は、犬・猫ともに避妊・去勢されておられて、21年度の実績で、避妊が犬が19匹、猫が79匹、去勢が犬が13匹、猫が38匹ということで、こういった本当に動物愛護という観点、そしてまた県が今、先ほど言われた法律に関したもので、山口県動物愛護管理推進計画というものもつくっておられます。 こういったところでも、やはり、目標として掲げておられること、御存じですよね。殺処分される引き取り数を50%にしていきたいという、10年間の間で50%にしていきたいという目標も掲げておられまして、こういうことに沿う形で、我が山陽小野田市も頑張っていただきたいという思いでいっぱいであります。 ぜひ、早期の避妊・去勢の助成制度を立ち上げていただきたい、そのことを申し上げさせていただきたいと思います。 そして、この点で御提案申し上げておきたいのが、部長の方には申し上げておりますが、板橋区の「ワンニャンバンク」であります。ここは、いわゆる我が山陽小野田市と同じように、犬や猫を一時的に置くという環境が大変よくない環境でありますから、そういうことは現実にはできません。 ですので、子犬・子猫をやむなく飼えなくなった人と飼育を希望する方との橋渡しをしているということで、こういった取り組みをされておられます。 私は、こういう取り組みに対して、ぜひ、前向きな御検討、御回答がいただけたらという思いでいっぱいでありますが、いかがでしょうか。 ○議長(大空軍治君) 藤本市民生活部長。 ◎市民生活部長(藤本賢輝君) 趣旨は大変理解できますし、要するに、登録していただいて、必要な方に橋渡し役を市の方がやるという形になろうかと思いますが、その辺につきましても検討させていただきたいというふうに考えております。 ○議長(大空軍治君) 吉永議員。 ◆議員(吉永美子君) また、あわせて板橋区が、同じように動物愛護の観点で取り組んでおられます犬の住民票の分であります。かわいらしいはがき大の住民票をつくっておられて、この取り組みについてはどう理解されておられますか。 ○議長(大空軍治君) 藤本市民生活部長。 ◎市民生活部長(藤本賢輝君) 先ほど、議員さんからこのはがき大の犬の住民票、これを見せていただきました。 で、先ほどから言われているとおり、愛護という部分で大変趣旨は理解しております。で、そういった意味で、この事業を推進するに当たって、何が考えられるかと申しますと、事務事業、事務の煩雑さとか、そういった部分も考えられますけど、先ほど、申していただきました板橋区の例を研究しながら、可能かどうか検討してみたいなというふうな思いでおります。 ○議長(大空軍治君) 吉永議員。 ◆議員(吉永美子君) よろしくお願いいたします。 続きまして、学校における動物飼育であります。 先ほど、教育長が言われたように、本当に命をはぐくむ、命の大切さを感じさせ、また、思いやりの心を育てるという意味では、学校における動物飼育、大変大きな効果を上げるものと私は期待しておりますが、しかしながら、実態として、以前、取り寄せた資料と現在の資料とでは大きな差が出てきており、鳥のインフルエンザを心配してのこともあるかもしれませんが、現在には、小野田小は小動物を飼っていない、須恵小も飼育小屋があるが現在は飼っていない。松原分校もいない、本山小学校もいない、厚陽小学校もいない、埴生小学校もいないという実態であります。こういった実態をどう感じておられますか。 ○議長(大空軍治君) 江澤教育長。 ◎教育長(江澤正思君) その現状はよくないと考えております。その原因につきましては、やはり、学校全体に余裕が少なくなってきているのではないかと、そういうところが一番大きな原因ではないかなというふうに考えております。 以上。 ○議長(大空軍治君) 吉永議員。 ◆議員(吉永美子君) 学校に余裕がないとなりますと、子どもたちに余裕がなくなり、大変、心の教育が本当にできるのかなという点が大変心配しております。 先ほど、教育長が言われました、「動物と直接触れ合うこと」、これ、本当に大切なことでありまして、私は山口県が以前、世論調査を県内でとったときに、「なぜ、学校で飼っていないのか」っていう中に、やはりいわゆる「専門知識を持った指導者がいないこと」、これを教育を行っていない理由としているところが出ておりました。 動物愛護教育を行っていない小学校、幼稚園の過半数、約半数では、今、申し上げた理由でしていないということでありまして、私は、この獣医師会との連携が大変必要と思っております。 獣医師の方から来ていただいて、そういったお勉強をしている、全国的には、そういった自治体もありまして、この獣医師会との連携をぜひ強めていただきたいという思いを本当に持っているんですが、その点はいかがでしょうか。 ○議長(大空軍治君) 江澤教育長。 ◎教育長(江澤正思君) 動物飼育につきましては、文科省の方からも、その考え方、心得、方法等の冊子も出ておりまして、学校現場では理解度という面では、相当、先生方も学校もされていると思います。 実際に、動物を飼育するという運用面、そういった面でなかなか時間的なことも含めて難しいというふうに感じております。 それが、獣医師会との連携といいますのは、その理解の方、または、運用面での助言ということもあるかもしれませんが、そちらの方に重点が置かれていると思うんですが、それはこれから勉強していくということで、すぐにその連携することで、この学校での動物飼育の状況が非常によくなるというふうにはなかなか考えにくい、そういう原因であろうというふうに考えております。 ○議長(大空軍治君) 吉永議員。 ◆議員(吉永美子君) 時間がありませんが、この学校の命の教育という分では、ぜひともきょうの機会で言っておきたいことがあります。 テレビで言っておりました。我が山陽小野田市ではこういう保護者はいないと思います。「給食費を払っているから、『いただきます』を言わなくてもいい」と、私は衝撃を受けました。この「いただきます」をなぜ言うのか、当然、つくられた方々に対しての感謝の思いもあります。 しかしながら私は、議員になる前に、ある方から教えていただきました。「いただきます」という言葉の前にある言葉が隠されているんだよ。それには「命を」という言葉が隠されているんだよということを教えていただいて、本当に命を私たちは毎日毎日いただいて、自分の命を今、つなぎとめていく、そういう命になっているんだということを考えると、本当にその大切な命を本当に今、子ども、友達を守れなかったから自殺するという子ども、報道がありました。 私は、その命を軽んじないそういう思いから、このいま一度、学校の給食の給食週間があると思います、給食月間というんですか、そういったときに、なぜ「いただきます」と言うのか、「命をいただいているんだよ」ということをいま一度、子どもたちに本当に、今、心のやわらかい子どもたちに実感していただきたい。それがある面、親へにも伝わっていくと私は思っています。この点についてはぜひやっていただきたい、その思い持っておりますが、簡潔に御答弁いただけたらありがたく存じます。 ○議長(大空軍治君) 江澤教育長。 ◎教育長(江澤正思君) 「いただきます」という言葉が何を意味するかというふうなことは、今、議員さんが言われた部分が非常に大きい部分がありますし、私も、宗教活動の中では、全くそのような考え方で、そして、それを皆さんにもお願いしているという状況ですが、しかし、客観的に見ますと、その「いただきます」という言葉自体、もうその命をいただきますという考え方だけではないわけでございます。 私は、「命をいただきます」というふうに解釈し、そして、そういうふうに皆さんにお伝えし、お願いしているわけですが、今言いましたように、客観的、または、学問的には、それだけの解釈、言葉の意味という面では、そういうことはないわけで、学校教育において、それを広く徹底させるというふうなことにつきましては、少し慎重にしていかないといけないのかなというふうに考えております。 ○議長(大空軍治君) 吉永議員。 ◆議員(吉永美子君) ある小学校の校長に申し上げたら「知らなかった」とおっしゃって、本当に、私は感動していただいたと感じましたので、私は、個人的に学校に行ってお話をさせていただきます。 続きまして、1点目の、安心・安全なまちづくりについて入ります。 2番目のAEDでありますが、これはホームページリニューアル時に携帯にマップが入るようにしていくということでありますので、この辺は期待してAEDについては終わりますし、救急ステーションへの認定、救命講習を終わったところでできるところについては、ぜひ、救命力を落とさないというところは、本当に救急ステーションの大きな大きな力であります。この点ぜひまたやらせていただきますが、救急ステーションへの認定、また進めていただきたい、そう思っておりますので、この点終わります。 それから、水道水につきましては、今後も隣接市との協定をさらに進めていただくようにお願い申し上げます。 それから、次でありますが、防災メール、これにつきましては、防災メールの活用ということで、私は、メールの活用と申し上げたつもりはありません。ですので、美祢市のように、火災についても、火災は、火災気象通報というのを美祢市は、メールで送ってくださっております。 私どもの山陽小野田市とまた違うところでこういった火災が発生しやすい気象状態にあるので警戒してくださいというところに投げかけされておられます。この点、いわゆる防災メールの内容をもう少し充実させていただきたいということが1点であります。 それから、民生委員さん、そして本当に共助の大きな大きな力となる自主防災組織の長、そして、災害時に要援護者を支援する方々、こういった方々には本当に防災メールは登録をしていただくように、今後、進めていただくことを、本当に心から期待申し上げまして、防災メールについて終わります。 それから、災害ボランティアの事前登録制度、これについては、社協との協議をしていくということであります。先ほど申し上げましたように、地域防災計画には事前に登録するという形のことがうたってあるわけでありますので、これはしていかないと地域防災計画を見直してくださいと、私は言わなきゃいけなくなります。その点をぜひ感じていただいて、早急にこの地域防災計画に沿う形での災害ボランティアの登録制度、やっていただきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。 それと、防災士の育成であります。このことにつきましては、余り回答が進んでいない、毎回毎回やっておりますが、19年の9月、20年9月、21年9月になって少し進んだと思いましたが、昨年の答えと同じというところが少し残念ではありますけれども、これから私が期待しているところを、先ほど申してくださった自主防災リーダー研修会、こういったところでまず自主防災リーダー研修会にぜひ呼びかけをしっかりとしていただく、これ12月に下関市であるというふうにお聞きをしております。まだ日程は決まっておりませんが、この自主防災組織づくりを進めるためにも、この災害時要援護者、こういった方々を本当に助けるためにもこの自主防災リーダー研修会、広く広く呼び掛けていただきたい、その思いを持っております。 この点については、12月過ぎてから確認をさせていただきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。 これについては、県に聞きましたところ、呼びかけを市にしてもらうと、自主防災組織、自主防災組織を立ち上げる予定の人々、職員、消防職員、こういった方々に参加をしていただくというお話を県から聞いております。ぜひ、この点よろしくお願いいたします。 それで、この防災の関係で申し上げておきたいのが、愛知県岡崎市の取り組みであります。その中で、サイレン、水位計、浸水計を設定をされておられます。こういった大変、具体的な取り組みをされて、先日の同僚議員の回答の中で「避難勧告が出たときには水が出ていた」という答弁がありました。この岡崎市は、道路のところにこの浸水計をされておられます。「水が来たときには遅いんじゃないか」と、部長はちょっと先日お話をしたときに申しておられましたけれども、避難勧告出たときには、水が出ていったということを考えると、こういったサイレンと水位計と浸水計、こういった取り組み、これはここの岡崎市は、国交省からの補助金を使っておられます。この制度がまだ残っているのではないかと期待をしておりますので、この制度に乗っかってぜひサイレン、水位計、浸水計の設置をぜひ行っていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(大空軍治君) 杉本総務部長。 ◎総務部長(杉本克彦君) 被災地のいろいろなそういった情報と言いますのは、私どもでは、今行政では目視という形で行っているわけですが、今後、自主防災組織がある程度の率で組織化されて、地元からの要望等、そういったことであるようでありましたら、その時点でまた検討させていただきたいと思います。 ○議長(大空軍治君) 白井市長。 ◎市長(白井博文君) ちょっと補充します。すぐ終わります。 議員の皆さんの中でちょっと誤認と言いますか、ありますので、避難勧告は、6時半に出しております。そして私は越水した現場で越水の時刻を確認しております。それは8時です。ですから、避難勧告が出てすぐ水が来たというわけじゃないんです。よろしくお願いします。 ○議長(大空軍治君) 吉永議員。
    ◆議員(吉永美子君) 先日の議事録を見ていただきたい。私はそういうふうにメモをいたしましたので、そういうふうにとらえられても仕方ない答弁ではないかと思います。 次、防災訓練でありますが、情報伝達の問題から岡崎市、今申し上げた岡崎市が平成21年度から総合防災訓練を地域総合防災訓練、いわゆる各小学校区が会場ということでされておられます。そして、このときに大きな大きな力となるのが、市の職員を対象とした地域防災連絡員、こういうときにはいろんな情報が本当にどんどんどんどん飛び交っております。そこ情報を一元化してしっかりとらえていただいて動いていただく、自治会長と連携をされるこの地域防災連絡員、こういった取り組みをされておられて、私は、これは大変素晴らしいのではないかと思っておりましたので、3月に周南市に行かせていただいて自主防災組織ネットワーク、ここは立ち上げておられて、自主防災組織のネットワークを進めていただきたいという思いを持っておりますけれども、そのところでこの岡崎市から職員が来られていろんなお話をしていただきました。この防災訓練についての改善というか、考え方、いま一度、いわゆるその実情に合った防災訓練が必要ではないかと思います。そこにまた自主防災組織に出ていただく、そしてまたネットワークづくりをしていく、こういった本当に具体的な取り組みをしていただきたいことが1点。  それと、治水対策協議会が立ち上げられます。鶴見川、暴れん坊であった川、ここで治水対策協議会を立ち上げております。横浜市、川崎市ですか、こういったところ、鶴見川でこういった協議会、美祢市との協議会を立ち上げていただきたいということを申し上げたいと思いますが、もし御回答ができましたらお願いします。 ○議長(大空軍治君) 杉本総務部長。 ◎総務部長(杉本克彦君) 今、たくさんの御要望がございましたけれども、その前提になりますのは、自助、共助、再三申してますその部分だと思いますので、自主防災組織がある程度の立ち上げが見込められた時点でその辺については十分に検討してまいります。 ○議長(大空軍治君) 吉永議員。 ◆議員(吉永美子君) 安全なまちづくりをよろしくお願いいたします。 以上で私の一般質問を終わります。 ○議長(大空軍治君) 以上で吉永議員の質問を終わります。……………………………… ○議長(大空軍治君) 次に、15番、岩本議員、御登壇願います。岩本議員。(岩本信子君登壇) ◆議員(岩本信子君) こんにちは。吉永議員の立て板に水を流すような、本当に素晴らしい、目の覚めるような質問に、私今から対抗していくんですが、今から一番眠たくなる時間でございます。どうか皆様、おつき合いよろしくお願いいたします。暮らしの声を市政に届ける会派「刷新」の岩本でございます。 さて、このたびは3点から質問をいたしますので、よろしくお願いいたします。 1つ目に、2009年度末で一応平成の大合併が終了いたしました。合併をして5年たった当市の選択はどうだったのでしょうか。広域合併を巡っては住民運動も起こり、紆余曲折を経て1市1町となりましたが、結果についての評価はそれぞれあると思います。全国市町村会の報告書ではプラス効果として財政支出の削減、職員の能力向上を上げていますが、当市の状況はよくなっているのでしょうか。合併したことで旧山陽町、旧小野田市の抱える財政難の課題が噴出し、また国や県なども財政が一段と厳しくなってきており、総合計画の基本目標である暮らしの安心、安全、そして快適、活力のある心豊かなまちづくりができるのか。また、6万6,000人という人口で近隣に負けない市民サービスが実現するのかどうか心配しております。 昨年、この市役所で定住自立圏構想のことを勉強しましたが、2008年に閣議決定されたこの政策は合併による行財政基盤の強化の次に、共同処理方式による周辺市町村間での広域連携を打ち出し、地域活性化政策を積極的に活用することとしております。道州制を見据えたさらなる合併の前に、この定住圏という自立圏構想をどのようにとらえているのかお聞きしたいと思います。 2つ目は、相手あっての自立圏構想ですが、近隣市の宇部、下関、美祢と山陽小野田市で近隣市はそれですが、そのことの話し合いをされたことがあるのでしょうか。 3番目に、消防では、現在、広域化が県の政策によって進められておりますが、ほかに広域で取り組んでいる施策についてあるのかどうかお聞きしたいと思います。 次に、大きな2番目に、このたびの水害では多くの議員が質問されております。さきの吉永議員の質問でも、要援護者の支援の登録制を回答いただきましたので、この1番の質問は、重なる部分がありますので、割愛したいと思います。 2つ目、人が生きる上で一番大事なことは、みずからの身はみずからが守るが基本だと考えます。公的機関としては判断力をつけるために教育をし、また、市民に正確な情報を提供し、安心、安全に努めなければなりません。しかし、自然災害による危険から住民を守るためには、行政による公助の取り組みだけでは十分ではなく、住民みずからが日常的備えとして自助や共助の意識の啓発も行政の重要な役割だと考えているのですが、防災に対する意識啓発はどのように取り組んでいるのかお聞きします。 3点目として、地域防災計画で行政機関の業務継続計画は考えているのかお聞きします。 例えば、職員、調査、設備が被災して全職員が参集できない状況の中、災害時に行う応急、復旧業務に加え、中断できない通常業務を各部が連携して対応していく手段や体制をどのように考えているのかお聞きしたいと思います。 3番目は、さきに公営競技事務所においての源泉徴収税延滞の取り扱いは、歳入歳出会計外の事務処理に問題があったのではないかと考えております。一般企業では考えられない事故であり、会計処理の扱いはどうなっていたのかお聞きします。 2つ目に、毎月、出納検査結果報告書はなされておりますが、決算時にはどのような処理がされていたのかをお聞きします。 以上、壇上よりの質問を終わります。よろしく御回答をお願いいたします。(岩本信子君降壇) ○議長(大空軍治君) 執行部の答弁を求めます。市村部長。 ◎総合政策部長(市村雄二郎君) まず1番目の定住自立圏の取り組みにつきまして御回答を申し上げます。 現在、人口の減少や少子高齢化が全国的な問題となっておりますが、今後は、人口減少にかかわらず、高齢者人口のみが極端に増加することが考えられます。このような状況の中で、若者の流出を食いとめるためのサービス向上を目指すためには、単独の基礎的自治体だけでは困難であり、広域的に役割を分担してでも魅力ある地域にしていこうというのが平成20年度に提唱された定住自立圏構想であります。 これは、行政枠を超えた圏域において教育、福祉、雇用、環境などを含め、安心して暮らせる地域を形成し、地域圏から都市圏への人口流出を防ぎ、さらには、都市圏から地方圏への人の流れを創出しようとするもので、全国的に推進されております施策でございます。 定住自立圏構想は、ある程度の都市機能を持つ「中心市」と生活経済面で中心市とかかわりの深い「周辺市町」が協定を締結することにより、圏域全体で暮らしに必要な都市機能を集中的に整備する中心市と暮らしに必要な生活機能の確保を図る周辺市町が互いに連携、協力する中で圏域全体の活性化を図るものであり、本市においても重要な課題であるととらえております。 この制度は、医療や福祉などに関する「生活機能の強化」、地域公共交通や道路の整備などに関する「結びつきネットワークの強化」、人材の育成や圏域内市町の職員交流などによる「圏域マネジメント能力の強化」という3つの視点ごとに具体的な取り組みを規定すること。中心市における中心市宣言が必要であります。また、特にこの協定の締結は各議会における議決事項でございます。 次に、近隣市との話でございますが、今、定住自立圏構想の他市の事例を参考にしながら広域圏における施策の相互協力について、近隣市と具体的に協議、検討する時期にあると私どもはとらえております。 3点目の消防広域化のほかに取り組んでいる施策でございますけども、まず、近隣3市で構成しております「宇部・美祢・山陽小野田広域連携協議会」の開催、それと養護老人ホーム「長生園」の管理運営、「県立おのだサッカー交流公園」の管理運営、「二次救急医療体制」の相互協力などでございます。 以上でございます。 ○議長(大空軍治君) 杉本総務部長。 ◎総務部長(杉本克彦君) それでは、2点目の防災、減災への取り組みについての中で、1点目の要援護者にかかわる分は、御質問されないということで、2点目、3点目について、私から答弁申し上げます。 まず、「自助」でありますけれども、昨年、ことしと大雨災害が続き、市民の皆さんにも災害から自分や自分の家族を守れるのは自分自身であるということが徐々にではありますが浸透しつつあるように思います。 その後に、「共助」、「公助」へと広がってまいりますが、また「共助」でありますが、自治会連合会も先般9月1日の防災講演会でも示されましたように、自主防災組織を積極的に立ち上げていただくということでお手伝いをしていただけるように伺っております。 「公助」につきましては、市民の皆さんではできない部分の支援を行政ができる限り行います。しかし、そこにも限界があります。そのためにも「自助」、「共助」の必要性を出前講座、あるいは、校区に出向いての協議など、機会あるごとに浸透させていき、自主防災組織の立ち上げにつなげていきたいと考えております。 3点目の、災害を想定した「業務継続計画」の策定はどうかということですが、この「業務継続計画」と申しますのは、災害・事故で被害を受けても、特に、行政内部の主要業務をなるべく中断せず、中断してもできるだけ早急に復旧させる、業務継続を戦略的に実現するための計画のことでありますが、全国的には、大規模災害を想定したもので、都道府県を中心に東京都や大阪府などで策定をされています。 本県においては、昨年の新型インフルエンザに対応する消防の「業務継続計画」の策定が検討された経緯はございますが、本市においての計画策定は現在考えておりません。 しかしながら、当面は「地域防災計画」における個別の復旧体制、例えば市役所の事務機能の復旧、水道の復旧、下水の復旧、あるいは電気とか道路、インフラ関係の復旧ですね。そういったものを充実させることで対応していきたいというふうに今は考えております。 以上でございます。 ○議長(大空軍治君) 久坂出納室長。 ◎会計管理者(久坂治憲君) それでは、3番目の会計処理について、1番の歳入歳出外会計の取り扱いはどうかというのと、2番目の決算時には、どのように処理されているのかの2点について、合わせて御回答させていただきます。 歳入歳出外現金とは、地方公共団体が一時的に所有する現金で、最終的には、市の所有に属さない現金のことでございます。歳入歳出外現金は、無制限に保管できるものではなく、法律、または、政令に根拠を有している場合に保管できるものでございます。歳入歳出外現金の例といたしましては、所得税、または、契約保証金、公営住宅敷金などの現金があります。この歳入歳出外現金は予算という概念がありませんので、予算に対しての決算制度がございません。で、今回の所得税の残額を発見できなかった原因につきましては、所得税の受け払いについては、月末締めの翌10日払いの関係上、未納となっている残額を把握するのが容易ではなく、関係課に所得税の払い出しを任せっきりにしていたことが一つの原因かと思われます。 また、年度末において、歳入歳出外現金があるときは、その金額を翌年度に繰り越すわけですけども、現在、財務会計処理をしておりまして、その財務会計システムの画面で繰越額が今現在のシステムでは、表示されなかった点も原因の一つとして上げられます。 今後につきましては、財務会計システムの所要を今変更をお願いしているところでございますが、システムで所得税の残額の有無についてチェックを行えるようにするとともに、関係課と連携をとりながら所得税を含む歳入歳出外現金を項目別に把握し、払い出しを関係課とともに確認してまいる所存であります。 また、財務会計システムとは別に、出納室で所得税の支払いの確認のため支払い確認票を作成しまして二重に今後は、チェックを行ってまいりたいと考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(大空軍治君) 岩本議員。 ◆議員(岩本信子君) では、まず1番目の定住自立圏構想のことについてお伺いしたいと思いますが、今お話によりますと、「これからの重要な課題である」とはおっしゃっておりました。ということは、まだそのどうなんですか、広域連携協議会とかいうのももともと存在しているんですが、その中では、このような自立圏構想というお話は出てこないんですか、どうなんですか。こういうふうなことは話し合って全然いらっしゃらないんですか、どうでしょうか。 ○議長(大空軍治君) 市村総合政策部長。 ◎総合政策部長(市村雄二郎君) 話が全くないというわけではございませんけども、議題に出た段階でまだ事務的なその辺の調整が必要ではないかということで終わっております。 ○議長(大空軍治君) 岩本議員。 ◆議員(岩本信子君) それでは、この山陽小野田市の庁内では、議論はされたことはあるんですか。例えば、庁議の方で「こういうのがあるが何かこう勉強してみるか」とか、いろいろそのことをされたことがあるのかどうかお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(大空軍治君) 白井市長。 ◎市長(白井博文君) 定住自立圏構想は、平成の大合併の一番末期に、当時の自民党政権が打ち出した地方分権の新しい進め方の施策です。で、政権がかわりまして、これから、この定住自立圏というものについて政府がしっかり進めていく考えがあるのかどうかは実はよくわからないんです。 というふうなことで、つい最近山口市でしたか、「中心市宣言」をしておりましたけれども、ちょっと私は違和感がありました。と言うのは、実は、この定住自立圏構想は、実際はとまっているんです。それが一つと。 もう一つ、山陽小野田市が関係するのは宇部市、美祢市と一緒のと。これは四、五年前に、旧小野田市は、旧山陽町と合併して山陽小野田市になりましたけれども、それだけでは不十分で、もう一つ大きいブロック別の合併を考えてほしいという山口県の構想がありました。県下大体6つぐらいのブロックに分けて、その一つが美祢市、山陽小野田市、宇部市、それが合併から次のこの定住自立圏の構想に移行してきたわけですけれども、山陽小野田市の企画課は、なかなか問題意識もあり、そして、この構想そのものが制度として維持されるかどうかはともかくとしまして、この考え方を公共施設の統廃合、同じようなものを行政区域別にそれぞれつくるというのはいかにももったいないじゃないかというふうな、そういう認識のもとで3市の勉強会を提案したりしているんですけども、ちょっとある市が1市2町の合併後、周りがぐるりと大きい市に取り囲まれたということもありまして、これまでのように山陽小野田市、宇部市との合併しか方向性としては選択肢が余りないというのとは事情ががらっと変わってきまして、その辺から今の企画課長の前の企画課長が3市の協議会の席で定住自立圏構想についての勉強会を提案したんですけれども、明確に拒否されまして、これからはこの構想についての協議を進めるとすれば、宇部市と山陽小野田市、その2つだけでというふうなことです。 しかし、宇部市は、宇部市で、今懸命にまちづくりに励んでおります。私も非常に横の市におりまして刺激になります。しかし、宇部市は、市内のまちづくり、もう一回新しいまちづくりですね、そちらに大変なエネルギーをそそぎ込んでおりまして、隣の山陽小野田市との間のこういう定住自立圏構想的な方向での新しい、より大きい広域のまちづくりについては、今一つその時期ではないというふうに考えていらっしゃるように思います。やがて時期が来るのかもしれません。 しかし、先ほど紹介がありましたように、細かい広域への取り組みについては、一番小さいものは、例えば、お互いに出している広報紙、広報紙の記事を毎号毎号交換し合って、宇部市の広報紙に載っている記事のある一定部分だけを山陽小野田市の広報紙に載せると、また、その逆もというふうな形でやっております。少し本格的なのが消防本部の統合です。 実は、ごみ処理施設も60億円もかけて新しいのをつくるんじゃなくて美祢市か宇部市かどっか近くにないだろうかということで、すごく担当課が一生懸命そのあたり、この定住自立圏構想の応用として調査したんですけれども、それもまた下水道施設も、もう肝心かなめな、こちらとして何とか共用をお願いできないかという大型の施設については、先方の方で「自分たちでもう手いっぱいです」というふうなことであきらめざるを得ないという、そういう実情がありました。 そんなことで、定住自立圏構想への取り組みについては、ちょっと今足踏み状態にあります。 ○議長(大空軍治君) 岩本議員。 ◆議員(岩本信子君) よくわかりました。私も市長さんと同じようにこれを絶対に取り組みを進めろというんじゃなくて、やはり、山陽小野田市と宇部市、それこそどこに行っても、有帆地区とかその若山地区に行っても隣が宇部市なんですよね。で、こちらの家が山陽小野田市というふうな、山陽小野田市と宇部市、もうほとんど市に境がないんですね。 それと、やはり、3割近くが通勤、通学、宇部市の方に通っています。4割ですかね。もう本当に生活圏とすればもう一緒になるのが当然、合併のときにもそういうことで住民投票を巡って、住民投票があって本当僅差で1市1町になったわけなんです。だから、市民の方の意識もやはり、宇部市とのその連携とかいろんなことについての、ことについては市民も望んでいる部分はあるんではないかなとは思うんです。 それで、自立圏構想とはいかなくても、やはり、その宇部市と今いろんな政策があると思うんです。市長さんもおっしゃいましたけど、ごみとかいうことはちょっと無理にしても、今、私が考えているのは、火葬場の問題なんですね、斎場の問題。例えば、宇部市は、厚東川から向こうとこっち側とはやはり、随分火葬場に行くにしても距離が離れている、そうすると山陽小野田の火葬場はすぐ近い、厚南地区はあるんですよね。 そうすると、例えば、うちが今からその新しく建てかえるとか、今どうなるかわからないんだけど、そのときに「じゃあ厚南の部分は費用を出してもらって」というか、「共同してでもやりませんか」とかいう、その投げかけとかはいけるんじゃないかなと。 それから、もう一つあるのが図書館ですね。で、今宇部市の図書館は、中央の方に行ったらあるんですけれど、山陽小野田の図書館も厚南の方々が結構使われているんですけど貸し出しができないんですよね。で、これ言われることはよくわかるんですよ、やっぱり、山陽小野田の税金でその図書館を整備しているんだから、山陽小野田がその山陽小野田市民のサービスが落ちちゃいけんから貸し出しできないんだと言われることはわかるんですけれど、それだったらそれで宇部市は、その図書館はどっちにしろ厚南地区につくらなくちゃいけないような状況に例えば、なるんじゃないかなと、そのうち。そしたら山陽小野田の図書館を中央図書館に少しその補助とかいろんなものを一緒に提携して、連携して、「じゃあ厚南の方も来て借りられるようにしよう」とか、そういう何ていうか、今あるいろんなちょっと小さい問題、で、きのうでしたかおとついでしたか、中島議員が児童相談所のこと、DVのこともおっしゃってました。これも山口に5つ、山口県内に5つなんですね。で、山口にあってみな山口に行っているんですよ。で、宇部、山陽小野田、20万人超してますよね、両方の人口で。そしたら1つぐらいあっても本当は山口じゃなくてもいいんじゃないかと思うんですよ。 で、そういうのも、例えば、宇部と山陽小野田が連携してそういうのをつくって、相談所をつくって一緒にやろうじゃないかとか、本当に、市民の身近な生活の中でこのうちの山陽小野田市6万人の市が今から一つ一つそういうものを揃えていくということになると、やはり、大変財政的にも難しいと思います。 そこで、やはり、その今言うその宇部市、下関という手もあるんですけど、下関は、下関でやっぱり自立圏構想、自分のところで中心市として今合併して新しくされました。だからそれはそれで進められると思いますので、ぜひ、その自立圏構想といかなくても協力できる、共同でできる部分を探して、宇部市に働きかけていくという、観光もそうなんですよね。今、「彫刻のまち」とか言って宇部市も観光をとり入れまして、うちも産業観光であります。それもある程度協力はされていると思います。もう既にやられてますね。 で、今午前中の質問で、水道局も厚東川、同じ水系ですから連携しているとか、まあ本当に宇部市と山陽小野田市は、境がないところで連携している部分も結構あるんですね、いろいろと。だから、その部分があるんだったらもっともっとその範囲を広げて考えていくことができるのではないかと。だから定住自立圏構想という大きな国のその政策に乗らなくても山陽小野田市と宇部市とがいろいろとこう取り組んでいくということができるのではないかと思うんですけれど、ちょっとその辺はどう考えられますでしょうか。 ○議長(大空軍治君) 白井市長。 ◎市長(白井博文君) 今、お隣はダイエット大作戦中でして、それが一段落してからということになると思います。山陽小野田市もダイエットとは言いませんが、贅肉はできるだけそぎ落として、そして、本当に骨と筋肉とそういうスリムな、私みたいに贅肉があるとよくないんですけれども、スリムな体格の、そうした市役所にしていかなくちゃいけないというふうに思ってます。ただ、今、議員が御指摘の将来構想については、全く同じ方向で考えております。 とりあえず以上です。 ○議長(大空軍治君) 岩本議員。 ◆議員(岩本信子君) 1つ、これは財政には関係なくて、ダイエットにも関係ない部分なんですけど、圏域のマネジメント能力の強化、圏域の中ではありましたよね。で、やはり、人事交流、人材交流、本当に宇部市は、やはり山陽小野田市と比べまして私もいろいろな政策を見るんですけど、福祉面ではかなり進んでいるわけなんです。福祉施設も山陽小野田から「日中一時支援」でしたか、そういうのも山陽小野田市になくて宇部市に通ってらっしゃるとか、いろいろな部分でおいては宇部市は、やはり何か進んでいるなというのがあるんです。 だったらそのお金のかからないそういう合同研修とか開催とか人事交流とか人材の育成とか、そういうふうな部分でその交流ということは考えられないもんなんでしょうか。ちょっとその辺を。 ○議長(大空軍治君) 杉本総務部長。 ◎総務部長(杉本克彦君) いい御提案だと思います。人材育成という計画をつくりまして、その中で研修計画等も今後はつくっていかなくてはならないんですが、現在、本市がやっております人事交流という意味では、職員を県庁、あるいは、他の公共施設等に派遣をしたりということ、それから、ことしから試みで私どもの危機管理室に消防からの、これは部局間の人事交流ですが、そういったことも取り組んでおります。 近隣市とのそういった人事交流も今後はいい手段だと思いますので、積極的に考えていきたいと思います。 ○議長(大空軍治君) 岩本議員。 ◆議員(岩本信子君) 将来的に見ると、やはり、重要だという、皆さん多分市とすれば認識があると思いますので、これからいろいろなことを各課でいろいろ政策を出されたりいろいろと検討されたりすることがあるんじゃないかと思います。きのうの尾山議員の質問に、やはり、定住促進の各課でアンケートをとるとかいうのが新聞報道でされておりましたけど、こういうこともやはり、その職員の皆さんがやっぱり意識がなけんとこういう、そういう、どう言いましょうか、宇部市、広域的に考えていくという発想、この山陽小野田市だけじゃなくて発想の転換ですよね。そういうふうなこともやはり職員さんの方に勉強ないと研修ないとしていただきますように、これはこれからのことですので、でもやはり、取り組んでいっていただきたい、この山陽小野田市の発展にはそれは欠かせないと思いますので、ぜひお願いしたいと思います。 これはこれで一応質問は終わります。 次に、先ほど言いました、「自助」、「共助」、「公助」という問題でございます。吉永議員からもいろいろと御指摘がございましたが、私はやはり、その「自助」ということがやっぱり大事だと思います。それで、ハザードマップというのがこれ出ておりますね。内容として6枚出ているということで聞いております。で、このたびこの厚狭川の洪水避難地図ですよね、もし、厚狭川の堤防が決壊した、これは越流だったから決壊はしてないんですけど、このハザードマップ、聞くところによると、このとおりが検証されたと、この水の来るところがですね。何か余りありがたくない検証なんですけれど、それだったということで、とてもいいだと思うんですけど、このハザードマップ、配るだけではやはりいけないんですよね。多分各自治会に、このハザードマップを配られたところはやっぱり全部の自治会を回る、これを持って自分たちの地域はどうなんですよ、どうしなくちゃいけないんですよ、そういうことをやはり、その啓発していかなくてはいけないんじゃないかと思うんです。ただこれができた、はい、配りました、それで終わりじゃないんです。 で、自主防災組織なんかがあるところは出前講座か何かをしてですね、そのこれを勉強されたところもあるとは思うんですけど、向うからの要請じゃなくてこちらからそのこのハザードマップできたら持って行って、その町内のそれぞれの自治会単位でやはり、その説明して回るという、その「自助」、自分のことは自分で守るというところの部分で必要ではないかと思うんですけれど、その点はどう考えられていますかね。 ○議長(大空軍治君) 杉本総務部長。 ◎総務部長(杉本克彦君) 「自助」、「共助」の市民の皆さんへの伝達と言いますか、その重要性の伝達です。その一環としては、先般市長とも協議をしましたが、自治連が再三言いますように、9月1日の日に市も共催したわけですが、主催された防災講演会の中で「自助」、「共助」についてはすごく強調されまして、自治連も協力いただく中で自主防災組織の立ち上げを進めていこうということになりました。 行政もそちらの意向も加味しながら、私どもも出向いて行って、例えば、小学校校区12あります、市内に。そういった校区ごとに懇話会と言いますか、協議会のようなものを開いて、これは自治連の御協力もいただかなくてはなりませんが、そういったところに出向いて行ってその「自助」、「共助」の重要性、それから、マップの内容の説明、それから、御自身の住んでおられる地域がどのような危ない、危険な個所があるかということを認識していただくためにも、そういう一方的な、行政からの一方的な説明会でなくって、懇話会のような形で出向いていこうかなというふうな準備をしておりますので、そういった形で進めていきたいと思っております。 ○議長(大空軍治君) 岩本議員。 ◆議員(岩本信子君) ああいう集まりというのは結構どう言いますか、決まった人が来ると言いますか、余り本当に必要な人が来られないこと、要援護者みたいな方は来られないことが多いんですよね。だから、このたびそちらの方で要援護者の支援体制のその登録制ですか、をして、今120人の方、6月1日の広報で120人の方が登録されているということを聞いております。 で、やはり、自治会長さんやら民生委員さん、福祉員さんが手分けして、やはり、今からこのことについて対象者に詳しく説明していって、やっぱり、その今援護が必要ですかどうですかっていうことで、地域でその、例えば、その要援護者マップというものをやはりその作成して、その自治会長さんとかそういう方々にどういう人たちがその援護が必要なのかということも考えていく、いかなくちゃいけないんじゃないかと思うんですけど、そういう今、登録された方々がどこにいらっしゃるかわかるようなものはできるんでしょうか、どうでしょうか。 ○議長(大空軍治君) 杉本総務部長。 ◎総務部長(杉本克彦君) それは地域の防災マップと言いますか、そういったものに発展していくわけですが、その一つ、一環です。 で、瀧本先生が再三失礼ですが、9月1日の後援会のときに、山大の先生ですが、「地域には幽霊と言いますかおばけがたくさん住んでいる」と。「その幽霊は危険な箇所である」と。「これは地域の住民の皆さんが事細かく知っておられる、行政はなかなかその雨が降って浸水した箇所をいちいち1カ所1カ所見ていくわけではないんですから、地域の皆さんが一番御存じだ」と。 で、先般の一般質問の中にもありました、例えば、水路にふたがないところはまあ冠水した時点ではもう道かどうかわからないんで、ポールとか竹笹でも立てるというふうな、そういった防衛手段もあるそうですが、そういった地域の危険な箇所をマップにおとしていって、それから、その中で今の要援護者の把握もこの家庭には独居の方しかいられない、身障者の方がいらっしゃるというふうなことを地図上におとしていって、それで「共助」の中でどなたが助けに行くかというふうな防災マップをつくられるようです。 ですから、それだけに限定されずにですね、自主防災組織をぜひ立ち上げていただいて、「自助」から「共助」につなげていただく中で、地域の安心、安全を図っていただくという方法がよろしいんじゃないかと思いますが。 ○議長(大空軍治君) 岩本議員。 ◆議員(岩本信子君) そのとおりなんですね。地元のことはやっぱ地元の方が一番よく御存じなんですね。そして、やはり、自主防災活動といいますか、組織といいますか、やはり積極的につくっていただく、今はまだまだ少ないですね。 それで、防災に遭われたところは、結構つくられるんですけど、関係ない、災害に遭われたところはつくられると思うんですけど、そういう災害に遭われてないところも、やはり、つくっていかなければいけないんじゃないかと。やはり各自治会に共通のそういうふうなマニュアル、防災のマニュアルですね、どういうふうないろいろマップとか、いろいろありますけど、やっぱり作成をしていくと。 そして、私はこれ努力義務くらいの各自治会に指導はしていかなければならないんじゃないかと思うんですよね。強制はまずちょっと無理だと思うんですけど。これだけ災害が毎年続けて起こってくる。そうすると、やはり、今から地震が起こらないとも限らないんですよね。そうすると、やはり、「共助」という部分で、自主は今言いましたようにこういうマップ持っていって配って、自分で身を守りましょうということはできるんですけど、「共助」という部分でやはり、自主防災組織をやはり立ち上げるべき、そのくらいの町ができないのかなとは思うんですけど、どうお考えですか。 ○議長(大空軍治君) 山縣副市長。 ◎副市長(山縣始君) このたびの自然災害に対しまして、いろいろ反省会をやってきたりしまして、それから、議員さんの方からの御指摘もいろいろあったわけでございますが、記録を見ますとやはり、一番には、災害発生時においての伝達手段に問題があったということが、一つ大きくクローズアップされておったと記憶しております。 それには、信号による伝達としてサイレンの問題もありましたし、これは十分今後の検討課題でありますし、あるいは、電話による伝達にしても、いろいろどういう経路で自治会長さん自体が被災者であるという中で、どういうふうな形で伝達するかという問題。それから、広報車が全く聞こえなかったという問題等もあります。 そういうことの中で、先ほどの御質問にはなかったんですが、要援護者をどのようにして把握するかということで、やはり、要援護者、災害弱者の方をいかに把握するかということも大きな課題になりました。そこで、先ほど来の質問からの回答からしますと、7月15日に発生したので、大変残念でございますが、それより前に民生委員さんあるいは、自治会長さん、福祉員さん、そして支援者の方のネットワークの取り組みを考えておった矢先に災害が起こったというふうに先ほど答弁があったと思います。 したがって、本当にそういうふうなネットワークをする直前にもって災害があったと、非常に残念な結果になったわけでございますが、これについては、早急に対応していきたいということの回答でございます。 特に、この中で問題となりますのが、やはり、民生委員さん、自治会長さん、福祉員さん、自治会長さんと福祉員さんはほぼ同じ自治会の中のことです。ところが、民生委員さんは、約150名の方がいらっしゃいますが、自治会からすると約半分です。ですから、民生委員さんは、数からすると2つの自治会を兼ねたような状態だろうと思うんですが、その民生委員さんが自治会を兼ねておられるという実態と、自治会の中での自治会長さんと福祉員さん、これらの方々の何か共通したような作業といいますか、作業目標といいますか、そういったものを構築しなければいけないというふうな反省点がございます。 その中に関係しますのが、先ほどから出ておりますように自主防災組織でございますね。この自主防災組織を中心にそういった民生委員さん、自治会長さん、福祉委員さん、これらの方の情報も、いろいろ高齢者の方の情報も届かない、あるいは届けてないというふうな実態もあるようでございますので、その辺の改善も含めて、それらがネットワークとして機能するような形を、仕組みをつくらなくてはいけないというふうな反省もございますので、その辺に向けて「共助」という形で取り組んでまいりたいと思います。 ○議長(大空軍治君) 岩本議員。 ◆議員(岩本信子君) ネットワークづくりの、つくっている最中に起こったということで、反省点もいっぱいわかったことですので、まだ、ますますいいネットワークづくりが多分この水害によってできてくるんじゃないかと期待したいと思います。 それで、やはり、このたび災害なんですけれど、やはり、地域の方々の適切な判断で子どもたちを守られたというお話を聞きまして、私は、本当お世話された方に大変感謝したいと思っているんです。 また、厚狭駅前でも商店街の方々が相互に声をかけられて、昔からのつながりの深い地域ということで、皆さんが助け合われたということを聞いたんですよね。やはり、これもやはり「共助」が防災、減災、災害が少なくなった。それにやはりつながってきたと。やはり、日ごろのつき合い方とか、地域のコミュニティの力とかが、一番大事になってくるんではないかと思うんですよね。 それで、やっぱりそれが再確認されたと思うんですけど、私は、このようなことを全市に広めて、全市の方も多分そういうことは思っていらっしゃるんでしょうけど、このたびのやっぱ地域の人たちの「共助」された意識を集めた検証もされたらいいのではないかと思っているんですよね。どういうことでみんなで助け合ったのか、よいことをですね、悪いことの検証ばかりされているのですけど、本当にとてもよかった部分、その部分を検証されて、それをどうこの山陽小野田市に広めていくかということにつなげていただけたらと思うんですが。 それと、子どもたちのですね、守った方々の名前はとかいうことは把握されているんでしょうか、どうでしょうか、ちょっとお聞きしたんですが。 ○議長(大空軍治君) 池田教育部長。 ◎教育部長(池田忠妃己君) 今の御質問は7月の15日の朝。主に、厚狭川沿いの登校道路というふうに理解してようございますか。(「はい」と呼ぶ者あり) それについてお答えいたします。 どなたがどこの子どもさんを守ったというような、具体的な個別の情報というのは把握はいたしておりませんが、当日、厚狭小学校の児童は、約300人程度が学校からの休校、7時20分でございますが、その時点では、既に家を出て登校途中であったというような状況の中で、先ほど、議員さんも言われましたように、登校途中まで最近は、父母の保護者の代表の方が連れて行ったり、交通指導員さんの見守りがあったり、その他地域の方のそういういろんな応援の中で、安全な登校を気をつけておりますが、そういう方々のいわゆる既にもう避難勧告も出ておることだし、このまま学校に登校することは危ないから家に帰らせたというふうな部分は把握いたしております。 以上でございます。 ○議長(大空軍治君) 岩本議員。 ◆議員(岩本信子君) なぜ、私がこのようなこと聞いたかといいますと、やはり、そういう地域の方々が子どもたちを守ってくれた、これに対して感謝状、やはり、私はもう本当感謝状を贈ってですね、もう本当よくやってくださいましたという、やっぱ市長さんね、こういうとてもいいことなんですよね。この町にとっては本当にうれしい、とてもいい話題なんです。本当、悲しい水害、想定外の災害の中において、これはとてももう何か喜ばしいニュースだと思うんです。 やはり、先ほど検証してというのが、どのような方が今の学校へ行く父母とか、見守り隊とかそういうふうな方がいらっしゃったと思うんです。その方をきちんと検証して、感謝状を贈ると、それをこの全市でそういうことをやったんだということが、この市の全体に広まれ、皆さんもやはり私たちがともに子どもも助けんやいけん、地域も助けていかんやいけんっていう気持ちになるんじゃないかなと思うんですけど。どうでしょうか、その点は考えられていませんでしょうか。 ○議長(大空軍治君) 白井市長。 ◎市長(白井博文君) ごく最近、何人かの子どもさんの親御さんたちが、「特定の人に対して市長から感謝状を出してほしい」とそういうのが来ております。やがてもう少し来るんだろうと思います。子どもの登校を阻止するために大活躍された方も、私も橋のたもとで自分で見ておりますので知っておりますし、もう少し調査してから対応を考えようというふうに思います。 ただ、市長が感謝状を出すためには一応基準があるそうでして、その基準、なかなか難しいんです。その基準をちょっと一番最初に申し出があった、その子どもたちを助けたというケースは、人命救助の基準にちょっとまだ不足しているんじゃないかというふうな、内部のそういう指摘などもありますが、もう少し協議しようということで、現在、検討中になっております。指摘されることはよくわかりますので、感謝の気持ちを何とか伝えたいというふうに思っております。 ○議長(大空軍治君) 岩本議員。 ◆議員(岩本信子君) 基準があることはわかりますけれど、想定外の災害でございました。想定外の感謝状もあってもいいんじゃないかなと思ったりしますので、その辺は臨機応変に考えて、悪いことをしているわけじゃありませんので、ぜひやってください。 それから、一応そこのところはいいと。あと業務継続計画の必要性のことで聞きたいと思いますが、「今は計画については考えていない」とおっしゃいました。これは、本当都道府県とか大きな災害の場合の想定で、かなりいろんなところが県単位でつくっているところがあるんですが、やはり、難しく考えなくてもいいですけれど、こういう地域防災計画等補強する意味で業務継続計画ですか、行政計画ですね。防災計画と業務継続計画を、今はちょっと無理だと思います。 いろんな災害がありますけど、このやはり、防災計画だけでは、地域防災計画だけでは、私もぱらぱらとしか読んでないんですけど、もっともっと何か深くいろんなことが日常の業務、やっていかなくちゃいけない業務があるのに、それに災害の業務、それに応急的なとか、想定外の業務とかいろいろ重なって、復旧した時点でもまだまだ業務が残っていますよね。 だから、その点のこの中の内部システムとか、そういう計画とかも一応今は無理でも、ぜひ考えていただいて立てていただいておかんと、今、地震が起こらないとは限らないんですよ。今、うちは、山陽小野田市は市長さんおっしゃったように「水に弱い地域」と。「もうそれが認識できたんだ」と言われますので、それは市民の方々もそれを認識して、家を建てるときはちょこっと高くして上げるとか、高く基礎を上げてつくるとか、そういうふうな情報もきちんと流さなくてはいけないし、水に弱ければ弱いなりの自分で防災する対策を立てなくちゃいけないと思うんですけど、それプラス行政の業務計画、継続計画、これも大事だと思いますので、ぜひその点も検討していただきたいと思います。 一応、これは検討課題ということで、お願いしたいと思います。 次に、歳入歳出会計外の事務処理のことについていきたいと思いますが、私もこのたび驚きましたね。やはり、今聞くと、まず決算のときも繰り越しが全然出てないと。現金。これ、3月22日でもう7,200万円あるわけなんですよね。4月でも8,000万円、歳計外現金の推移というのがここで合計があるんですよ。 このたび、いろいろ見に行きましたけれど、別に悪いというか、不正という部分は私はやはり、なかったし、本当は不正しようと思ったらここの分でできない部分はないなという、私はちょっとちらっと個人的には感じたんですけれど、なかったんです。 それで問題は、私は、やはり今、項目別にきちんと出納室にしても今の所得税、預かりなんですね。出したり入れたりしたそれなりの帳面を、無理に会計システムに入れなくても、自分のところで持って、自分がチェックを入れていくっていう、そういうふうなシステムっていいますか、そういうふうなことをやっぱ考えていかなくてはいけないんではないかなと思うんですよね。 それっていうのは、やはり、このたびいろいろ、なぜこういうことが、普通の一般企業では考えられないような事故が起こるのかなって考えましたら、やはり、前任者からの引継ぎで、ただそれだけで仕事をしてきたっていうか、前任者から受けてそれで仕事をして、やっぱ仕事のあり方が問われていると思うんですよ。 職員さんには、やっぱり、職場の役割と責任を常に考えて、創意工夫をしていかなければならないんではないかと思います。いろいろとされている方はあると思いますけど、このたびこういうふうな何というか、単純なミスといいますか、本当にやる気のある人がおったらきちんと仕分けしてそのことぐらいできるんではないかと私は思うんですけれど。とても、そういうことができてないんではないかと、この1つの事例なんですけれど、自分の職場の責任、それでやはり、自分がわからなかったら、わからないで自分が創意工夫して、帳面でもつくってやるのが職員さんは必要じゃないかなと思うんですよね。 だからこういう体質、いつも私、人材育成を言っているわけなんですけれど、やはり、職員さんの仕事の仕方、職場全体の意識、仕事に対する意識の問題だと思うんです。本当、日ごろよくやっていらっしゃる方もいるんですけれど、こんな単純なミスが私は出るようでしたら、「本当何やってんの」と、もう本当言わざるを得ないような状況になると思うんですよね。 だから、これを機にやはり、全職員さんが、自分がしている仕事で必要であるのかないのかとか、いろんな業務があってやっていらっしゃると思うんですよ。職員さんの中でも、こんな仕事をしていて必要じゃないんじゃないかなって思われることもあるんじゃないかなと思うんですよ。やっぱそれはそれで自分が効率化とか、自分の仕事の明確化とかを考えていってほしいわけなんですよ。 ここは総務部長さんに聞きたいんですけど、今から人事評価をつくられる、つくられたかつくられてないかはわからないんですけれど、やはり、事務の改善とか、常に効率的な仕事を図って積極的に仕事をしている人たちにはそれなりのまた評価をされるという、その人事制度も必要ではないんじゃないかと思うんですよね。 やはり、そういうことが、職員にもわかるような評価基準をつくっていかなければいけないんじゃないかと。今の、このたび追加議案が出ましたこともある程度ミスだと思うんですけれど、やはり、自分の仕事に対しての積極性といいますか、そういうものを明確にしていくとか、いろんなことを勉強していくとか、そういう評価基準はどう考えていらっしゃいますか、どのようなことをされていますかね。 ○議長(大空軍治君) 杉本総務部長。 ◎総務部長(杉本克彦君) まず、最初の事務改善等については、それぞれ担当職員が自分自身で担当している職務、事務について旧態依然として同じことを繰り返すのでなくて、新たな制度への対応あるいは、同じことの事務についても見直しを図るということは、効率化という意味ではやらなくてはならない部分だと思います。 それから、人事評価制度のことについては、これは現在今、プロジェクトチームの中で、構築に向けて努力しているわけですが、その中には大きくまず2つあります。まず、1点目は、職員の意欲、これは通常の業務における態度も関連するんですけれども、取りかかる意欲と、それからもう一つは、それに伴う実績、この過程の中で一番最初は、職員がみずからその年間の目標を立てますが、その中には事務改善といったものも入ります。当然。そのことが半年あるいは、1年をかけてどれだけ進んできたか、実績が上がったかということで評価するのが人事評価制度ですが、これらが最終的には構築されますと、自分自身の給与等にもはね返るということも考えられますので、それらについては、今後この人事評価制度を充実させて、そういった面でのまた改善等も図られるようにはしていきたいと思います。 ○議長(大空軍治君) 岩本議員。 ◆議員(岩本信子君) ちょっとお願いしたいのが、やはり職員さん、ジョブローテンションですか、いろいろと変わっていかれる。それは経験を積んでいる部分でしょうけど、次から次からいろいろかわって引き継ぎとかいうことでされて、その引き継ぎのままの仕事をされていると。 やはり、どう言いましょうか、そこで引き継ぎのままの仕事をするんじゃなくて、そのときに自分が仕事をするんだったら、何か問題点とか何とかを見つける。引き継ぎ受けるときに、受けてから立ててもいいんですけど、とにかく新しい仕事を継いだときには、その仕事に対して何かいろいろと、見つけたらっておかしいけど、改善とかを見つけたら、やはり、それがその課の中で課長さんが評価して、それで人事評価とかいうものに結びついていける、今「意欲と実績」と言われましたけど、本当に意欲、やる気だと思いますので、これは今出てきたいろいろなミスの問題というのは、やはり、職員の人材育成に一番根幹にかかわってくると思います。 ぜひその点を、ミスしたからどうだこうだというんじゃなくて、そのミスがあった部分を生かして、どういう点が今の、今いろいろ事務的な処理とか何とか言われたんですけど、結局人がやっていますので、人がどういうことを気をつけておけばこれはよかったんだよ。できたんだよという、その部分をやはり、きちんと検証されて、業務に励んでいただきたいと思います。どうでしょうか。 ○議長(大空軍治君) 杉本総務部長。 ◎総務部長(杉本克彦君) 職務を行っていく上で失敗といいますか、ミスはつきものでありますが、それに至るまでの経過といいますか、それから、災害と同じようにあったことを取り返すわけにはなかなかいきません。ただ、今後に向けて改善していくということは十分できますので、そういったことには十分注意したいと思います。 それから、職員一人一人、最終的には、意識の問題だと思うんです。それから、一つの仕事をしても、例えば、これはコンプライアンスの面で法令に準拠しているのかどうか。それらを原点に返ってチェックするという体制を、これからも我々一人一人が忠実に守っていかなくてはいけないと思います。 そういう中で徐々にそういったものも、失敗といいますか、そういったこともなくしていけるんじゃないかと。失敗したこと、あったことは今さら取り返すことはできませんが、今後に向けてそういった改善には十分注意していきたいと思います。 ○議長(大空軍治君) 岩本議員。 ◆議員(岩本信子君) 本当、マイナスばかり見るんでなくて、やはり、職員さんがそういう改善した。そしたら、何か褒めるっていったらおかしいんですけど、何かそこでどう言いましょうかね。やっぱ人は褒めほめられたらうれしいですよね。意欲も沸きますよね。その点があると思いますので、ぜひそういうことも考えながら、人事行政をしていただきたいと思います。 これで質問を終わります。 ○議長(大空軍治君) 以上で岩本議員の質問を終わります。……………………………… ○議長(大空軍治君) ここで、10分間休憩いたします。────────────午後2時27分休憩午後2時37分再開──────────── ○議長(大空軍治君) これより休憩前に引き続き一般質問を続行いたします。 16番、福田議員、御登壇願います。福田議員。(福田勝政君登壇) ◆議員(福田勝政君) お疲れさまです。4日目、最後の一般質問でございます。私は岩本議員の子分の「刷新」の福田勝政でございます。よろしくお願いいたします。 さて、皆様御存じのことと思いますが、私ごとで昭和54年から59年にかけての薬物使用の件で当局に拘束され、現在、議員として、また、地域の代表者として現在に至っております。本当に不名誉なことで恥ずかしい限りです。伝統ある議会また議会人として、そしてまた一般市民の皆々様に深くおわび申し上げます。 時間がたっているので、今さらと思いましたが、議員になり当選したときにこの議場で一般質問の前に「薬物で拘束された者がバッチをつけて非常に恐縮しています」と話したことがあります。今も議事録に残っております。当時の助役さんが「福田君、もうそんな済んだことは言うな」と「そういうことは隠せ」とも言われました。そうかなと思っていました。いろんな人がその途中、街宣車を走らすとか、新聞に出すとか、インターネットでブログに出すとか、脅迫じみたこともありました。どうしてもそのことが頭をかすめ、なかなかうまく一般質問ができませんでした。でも、このことで何かすっきりし、何か一般質問に余裕ができたような感じがいたします。 そうした中で、去年10月ごろ、ある人によって私の覚せい剤音頭ともいうCD、レコードが山陽小野田市2,000枚ほど流れ、そのうちうちの小学1年生の孫が家に帰って「じいちゃん、昔警察に捕まったのか」と「みんな友達が話す、歌を歌っている」と、それを帰っていうんです。 それを聞き、びっくりしたのです。小学1年生の子がもう「覚せい剤」という言葉を知っているのかなと思い、そうした形で本を出したわけでございます。選挙もいい成績でとおらせていただきまして、薬物で警察に捕まったことをまだ平気でいう人もおるんです。飲んだ席で「この方は、非常にいい成績でとおった」と、「でも、昔そういう薬物で警察に厄介になった」と、飲んだ席で面白半分に言われる人がおります。私は別に気にはなりません。 人生振り返りまして、親から元気な丈夫な体をもらい、自分で薬物で体を壊し、こんなばか息子はどこにいるでしょう、ここにいます。そういったわけで、父が市会議員、母が民生委員という環境の中で育ち、また、2回目の逮捕のとき、当時、おふくろは民生委員をしていました。2回目の逮捕のときには、母親は、佐賀の刑務所の視察から帰ったときの逮捕でした。母親は、恐らく愕然としたと思います。私は、泣く泣く警察に連れて行かれました。 また、小野田署の今、留置人の運動場があります。まだそこに残っております。あの留置人の運動場は、私が、約6坪くらいなんですが、新築のときにあの留置場の運動場は僕と弟がブロックでつくったわけです。そこに20日間おりました。「ああ、こうなら逃げるとこつくっちょきゃよかったのう」、それは後の祭りでございますが、その後はまた厚狭署でございました。厚狭署もここはまだ新築でいろんな骨材を、砂、バラス、セメント、ブロックなどどんどん運んだ思い出があります。その中に60日間おりました。 それから、2回目の逮捕のときは、山口刑務所に8カ月服役したわけでございます。しかし、まだその山口の刑務所も刑務所の門も昭和17年に台風で倒れたんです。また、まさしくうちでできたあすれんがが当時のれんががそのまま使われていました。そこの8カ月やれやれという調子で入っていったわけでございます。 市役所の前にも広告塔が今立っております。ライオンズクラブからの寄贈で立っております。当時私は、一番小野田で若くしてライオンズクラブに入りました。昭和44年です。54年に捕まりまして、約30日留置されて出たとたんに広告塔が、今現在、そのまま残っております。それを横目にしながら議場に通っておるわけでございまして、あの広告塔は僕のためにできたんです。 本当人生を振り返りまして、毎日おいしいものを食べ、行きたいところは勝手に行き、「先生、先生」と言われ、皆さんを代表していろんな役職ももらい、人間はだれも過去があると思います。その過去は自分で、一人でつくる過去と、他人の出会いによってできる過去があるわけでございます。その過去も、今一番社会で問題になっている薬物です。テレビをひねれば薬物、新聞を見れば薬物、ワイドショーなんかも1カ月くらい続けております。それを感じまして、一番今社会で問題になっておる過去でございまして、このこういう本を出したわけでございます。 別に、私は本を出したから売れるとか、関係ありません。とにかく僕のことをみんな知ってくれて、こういうことで、初めの出会いから本には書いておりますけど、ずっと書いております。毎日毎日議場に通うのにあそこを通りながら、本当にきょうも通ってまいりましたが、「みんなで追放、魔の薬覚せい剤」あれは福田勝政なんです。ライオンズクラブの寄贈なんです。あれが。その中で、今は本当にすっきりした感じです。本を出す前には非常に悩みました。非常に勇気もいりました。何となくすっきりし、本を出すときは、本当に体もちょっと悪くなりまして、今本当に元気になったという感じです。 だんだんふえるあれですね、この9月2日には新聞、二、三日前ですね、9月2日です。女子高校生が4人ほど覚せい剤で逮捕されています。また、きょうの新聞にも下松署の警察の人が未成年の人とのことが載り、また、防府市では、宇部市の人が覚せい剤で捕まっています。本当にこれ一遍手を出したら、もう立ち直るのは非常に難しいと思います。覚せい剤を打って体に合わん人もおります。頭が痛くなるとか、これは聞いたことですけど。恐らく立ち直るのは難しいと思います。立ち直るにはどうして立ち直るかということは、これまたちょっとここではなかなか言いにくいんですけど、とにかくもうきょうしかないんだと、あすはないんだという気持ちでやる。僕はそういう感じでやっております。とにかく人の前に出るということ。だから、ああいうちゃんがら踊りをやっていますが、とにかく人の前に出るということ。もう家に潜むとまたそういう変な薬の誘いやらあります。 とにかくマスコミが非常に騒ぎ立っていますね、今ね。そして今、大人から子どもまで興味を持ち、手を出すのではないかと思うのですが、いろんな啓発運動が行われていますが、果たして効果があるのかなと疑問を感じます。 そこで、質問させていただきます。薬物ら乱用対策についての市の啓発運動、その中で教育委員会と書いておりますが、とにかく子どもたちを薬物から守ろうという意味なのです。啓発運動について、また今後どのような啓発運動が行われるかお願いします。 次に、独居老人対策についてです。市の支援対策はどうなっているのか、お願いいたします。 3番目に、小野田労働基準監督署の跡地と、廃止になりました監督署の跡、またハローワークの跡地はどうなるのか。 4番目に高千帆橋、石井手の保育園の先に橋があります。周辺の整備ついて。当時道ができましたときは、あそこにまた橋ができるんじゃないかということでございましたが、今整備が進んでいないが、今後の周辺の整備はどうなっているかでございます。 壇上からの質問を終わります。よろしくお願いします。(福田勝政君降壇) ○議長(大空軍治君) 執行部の答弁を求めます。江澤教育長。 ◎教育長(江澤正思君) 薬物乱用対策についての、まず教育委員会から市の啓発運動についてお答え申し上げます。 最近、議員御指摘のように有名タレントが薬物を使用した事件や、自宅マンションで栽培している事件など、テレビ報道が絶えない覚せい剤等は、たとえ1回の服用でも健康な身体に生涯にわたるダメージを与えてしまう大変恐ろしい薬物でございます。 なお、参考ですが、平成21年度の山口県全体の薬物での検挙数は、138名で、山陽小野田市での検挙数は、10名となっております。薬物の乱用は、単に乱用者の身体、生命に危険を及ぼすのみならず、青少年の健全な育成を阻み、家庭を崩壊させ、社会の秩序を乱す等はかり知れない影響を及ぼすものでございます。 このため、覚せい剤・大麻等薬物の乱用とその弊害の根絶を期し、健全な社会を構築することを目的に、関係機関・団体が連携し、「薬物乱用防止草の根運動」に取り組んでいるところでございます。また、国連決議による「6.26、国際麻薬乱用撲滅デー」にあわせ、「ダメ。ゼッタイ。」国際麻薬乱用撲滅ヤングキャンペーンを6月12日おのだサンパークにて実施しております。 また、薬物乱用防止対策推進協議会におきましては、薬物乱用「ダメ。ゼッタイ。教室」を、本市では、小学校で10校、中学校で7校、高等学校で8校で実施しております。本市教育委員会では、昨年市内小学校5、6年生の全児童と全教職員、中学校全生徒と全教職員に「薬物に関する緊急メッセージ」と題したチラシを配布し、子どもたちへ薬物の恐ろしさを啓発したところでございます。 また、若者や市民が参加するイベント、小野田七夕花火祭りには、青少年育成協議会の皆さんによる街頭啓発活動を実施いたしております。 以上です。 ○議長(大空軍治君) 田所健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(田所栄君) では、市の取り組みを御説明いたします。 山口県宇部健康福祉センターが事務局をしております「山陽小野田市薬物乱用防止対策推進協議会」に、健康福祉部長、社会福祉課長も役員としてかかわっているところでございます。本協議会は、例年6月におのだサンパークで開催されます「ダメ。ゼッタイ。」国際麻薬乱用撲滅キャンペーンに参加し、毎年「薬物乱用対策実施要綱」を策定し、「青少年に重点を置いた薬物乱用防止教育」、「地域・家庭・学校における啓発活動」、「乱用者等に対して指導・取り締りの徹底」を重点に置き、啓発活動を実施しております。 また、小・中・高校生を対象にして薬物乱用防止ポスター等を募集し、県民一人一人が薬物乱用の問題の重要性を認識し、啓発活動を一層進め、明るく健康な町を築くために、山口県、山陽小野田市が共同して啓発活動を努めております。 続きまして、2番の独居老人対策について御説明いたします。 山陽小野田市における独居老人の状況につきましては、毎年、民生委員に調査をお願いしております高齢者保健福祉実態調査により把握しており、本年の調査では、独居老人の人数は2,468人でございます。 市では、地域包括支援センターを設置し、市内5カ所のサブセンターとともに、高齢者の皆様のさまざまな相談に応じております。常日ごろから民生委員と地域の方々と連携を取り、独居高齢者に限らず、気になる高齢者の情報を流していただき、連絡いただいた高齢者に対しては、訪問や電話等で対応し、状況に応じた介護サービス等の調整を行っております。 要支援及び要介護認定を受けられた高齢者は、介護保険のサービスを利用することができますし、また、自立されている方でも要件を満たせば、高齢者福祉サービスを受けることはできるようにしております。介護保険以外の支援といたしましては、日常生活に不安のあるひとり暮らし高齢者や、日中ひとり暮らしにある高齢者などに対しまして、安心安全な生活を送っていただくことを目的にした緊急通報システムや日常生活用具の給付を行っております。また、昼食を配達することで見守りと安否の確認を目的とした給食サービスも行っております。 介護保険の対象とならない方が利用できる支援といたしまして、ホームヘルパーがお伺いして日常生活の家事援助等を行うサービスや、介護予防と生きがいづくりを目的といたしました生きがい対応型デーサービス事業もあります。このように市では、必要に応じて利用できる支援を用意しておりますので、支援を必要とされる方には、積極的に御利用していただくよう御案内しているところでございます。 なお、ことし1月から2月にかけて市長、副市長がひとり暮らしの高齢者に安否確認を兼ねて、「お元気ですかコール」を実施しております。また、9月からも引き続き実施したいと考えております。 以上でございます。 ○議長(大空軍治君) 平田産業建設部長。 ◎産業建設部長(平田崇君) それでは、3番目の旧小野田労働基準監督署跡地と旧ハローワーク小野田跡地はどうなるのかということについて御解答申し上げます。 旧小野田労働基準署と、旧小野田公共職業安定所の業務につきましては、昨年3月30日に終了し、それぞれ宇部労働基準監督署と宇部公共職業安定所に統合されております。 また、その経緯の中で所署の統合措置の代替措置として、国と連携して市雇用能力開発支援センター内に、昨年4月から「地域職業相談室」を設置し、求人検索や職業相談・職業紹介が行われております。 その後の旧小野田労働基準監督署と旧小野田公共職業安定所における土地及び建物につきましては、昨年6月3日付で厚生労働省国有財産部局・山口労働局長からの文書にて、国有財産の利用紹介があったところでありまして、関係課とも協議いたしましたが、無償もしくは、低額の買受価格であれば、売買価格であれば検討の余地があるものの、市の財政状況を考慮しますと、本市としては、買受希望がないという旨の回答をしております。 また、現在山口労働局といたしましては、民間による利活用について協議調整しているというふうに聞いております。つきましては、今後、それぞれの土地及び建物における市としての利活用につきましては、現在のところ計画はございませんが、財政状況を考慮した中で、公共施設や施設の再編等により必要があれば検討することになるかというふうに考えております。 次に、4番目の高千帆橋架橋跡の周辺の整備についてということで御回答申し上げます。 石井手地区から第一高千帆橋、橋の欄干には「高千帆橋」というふうに書いてございますが、これまでの市道上石井手線につきましては、平成5年に拡幅整備を完了しております。当時、石井手保育園への道が狭く一方通行であったため、地域から市道拡幅の強い要望を受けて整備を行ったものでございます。 道路の整備にあたりましては、第一高千帆橋を拡幅して県道宇部船木までをつなぐ道路整備の構想もございましたが、橋の整備など膨大な事業費が必要となるため、先線の計画につきましては、今後の交通量の推移、投資効果や緊急性を考慮して検討することとし、現在に至っております。 この老朽化している第一高千帆橋につきましては、昭和29年に竣工しておりまして、現在まで56年が経過しておりますが、来年に策定予定の「橋りょう長寿命化計画」の中で、補修するのか、架けかえをするのかということを含めて、その対応を検討したいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(大空軍治君) 福田議員。 ◆議員(福田勝政君) では、再質問させていただきます。経験者が執行部の方に質問するというのはちょっと疑問を感じるわけでございますが、議場で話せる範囲、啓発の意味で話させていただきます。 毎日毎日本当に新聞・テレビ・マスコミらが「覚せい剤、覚せい剤」と、毎日のように出ております。学校の先生、また、警察なんかも覚せい剤におぼれた人もいます。果たして、今この若者がそういったニュースをテレビで毎日毎日聞くとどういった感じなのか、興味を持つか、大変な時代になったなと。僕に言わせれば、社会が悪いんじゃないかと思うわけでございますが、僕の平成11年ごろには、まだ若い子どもたちは、そんな覚せい剤というのは知っておりませんでした。今はもう幼稚園の子でさえ知っております。 そうした中で、教育長にお聞きします。あれほどマスコミが騒ぎ立て、今の子どもたちがそれを聞いて、「だめ」ということはわかっておりますけど、逆に、興味を持っていて手を出すんじゃなかろうかと思いますが、その点についてお願いします。 ○議長(大空軍治君) 江澤教育長。 ◎教育長(江澤正思君) 薬物に対するいろいろな情報、そういうものを知らせない方が逆にいいのではないかという考え方も確かにございます。 しかし、今この社会ではテレビ、そしてインターネット等、非常に情報があふれております。その情報の中には間違った情報、ただの興味本位の情報、テレビの番組、薬物の番組でも薬物の防止を目的にしたものなのか、面白半分のものなのかわからないような番組もあるわけでございます。 そういった中で、やはり、その情報から子どもたちを遠ざけるよりは、正しい薬物に関する情報を子どもたちにわかりやすいように伝えるという必要があると考えております。なるべくわかりやすいように、多くの情報を子どもたちには伝えたいと考えております。 ○議長(大空軍治君) 福田議員。 ◆議員(福田勝政君) 今、教育長が言われたまさしくそのとおりでございますけど、例えば、学校の先生、また警察、それが覚せい剤におぼれて、子どもたちにどんな、今、教育長の言われることはよくわかりますが、取り調べる、教育する、その立場の人がそういったのにおぼれたとテレビ、新聞に出ます。警察がやって、何で我々はおかしいんか、いや、そういうのになるんじゃないかと思うんですが、その点について。 ○議長(大空軍治君) 江澤教育長。 ◎教育長(江澤正思君) 警察官やまた教育に従事する先生方、さらに、薬物を防止を啓発している方々そういう方がたくさんおられますが、その中で何人かの方が不幸にも逆にそういう薬物の誘惑に負けておられる方もいらっしゃるわけでございます。 しかし、それは誰でもやはり間違いはございますし、そしてすべて完璧を求めるということはやはり、難しいわけでございます。そういう間違いは間違いとして、例えば、教師の場合は、他の教師はさらに身を正しながらそういうことが絶対ないように、その事件、情報を受けとめるといった形で教育委員会も情報を流しておりますし、そういうことしかなかなかできないのではないかと考えております。 ○議長(大空軍治君) 福田議員。 ◆議員(福田勝政君) 例えば、山陽小野田市で教育委員会もありますが、先生方の教育ですね、この一週間前も校長先生が盗撮して捕まっています。そういった中で、やっぱり山陽小野田市は、江澤教育長が先生たちを集めて、大人ですからしていいか悪いかわかりますが、そういった教育はしていらっしゃるんですか。 ○議長(大空軍治君) 江澤教育長。 ◎教育長(江澤正思君) それは、事あるごとに言っております。年回数でいうと相当な回数になりますし、相当な文書になります。しかし、そういった文書での啓発とか言葉での注意、そういったものはやはり最終的には私はそれほど強くないと考えております。 一番大事なのは、そのそれぞれの先生が教育に従事するという誇りといいますか、それを十分に持っていただけるような、そういう環境をつくることがまず第一だと考えております。 ○議長(大空軍治君) 福田議員。 ◆議員(福田勝政君) ちょっとお伺いしますけど、逮捕されるのは氷山の一角と私は思っております。そうした点は、教育長はどのように思われますか。 ○議長(大空軍治君) 江澤教育長。 ◎教育長(江澤正思君) 私は、そういうふうには考えたくないところでございます。先生方への日々の学校訪問もかなりの頻度行っておりますが、本市の先生方に触れる限りにおいては、そういうふうな感じは一度も持ったことはございませんし、その恐れも一度も感じたことはございません。 しかし、先生方は何万人っておられます。そういった中で、やはり、誘惑に負けたり、いろんな方がおられることも事実でございます。それを事実として受けとめて、先生方に安心とはいえ、そういう注意を促し続けているというのが、今の現状でございます。 ○議長(大空軍治君) 福田議員。 ◆議員(福田勝政君) 例えば、お父さんが捕まったと、その子どもが小学校二、三年としますか、学校に通いますよね。大体、お父さんが捕まったというのは、大体、子どもたちはわかっておると思います。そうした場合、その子どもは、恐らくじっとしておとなしく、周りの者は、何か言うと。そうした場合に、教育は、先生は、その子どもたちに、やっぱり教育されると思いますけど、どういった教育を、教えをされますか。 ○議長(大空軍治君) 江澤教育長。 ◎教育長(江澤正思君) 今、御指摘にあったような状態、状況というのが非常に重要な難しい状況の場合でございます。子どもには、罪はないわけで、その子どもいろんなことでまたいじめ等もそういうふうなことから起こったりするわけですが、学校現場におきましては、親御さんが何らかのそういった事件等でそういう立場にあるというふうなことと、それに対してかえってその子どもが不利益を得ないように、またそうすることで防止の啓発、また、そういう環境にいる子どもは、また、そういう誘いまたは、環境になり得る可能性も他の子どもよりも高いと思われますので、そういうことは十分先生方は気をつけられていると思います。 短く言えば、そういう子どもに対しては、その親御さんの行動が不利益にならないようにしながら、教育していると考えております。 ○議長(大空軍治君) 福田議員。 ◆議員(福田勝政君) やはり、そうした環境の中で育った場合の子どもが、やっぱり将来ずっと何かそういうのに、どう言ったらいいか、おぼれやすいだろうと僕は思うんですが、やはり、そういった教育は徹底的に、子どものころから徹底的にするべきと僕は思っています。それいいです。次いいですか。 ○議長(大空軍治君) はい、どうぞ。 ◆議員(福田勝政君) あのですね、この前梶に行ったんですが、耐震検査ですか、あれで行ったら、ちょうど厚狭中、いや厚陽中学か、そこにある議員が「福田、お前が出ちょるぞ」ちゅうんで、何かなと思ったら、正面にちょっと登下校するとこ、その真正面に「ダメ。絶対ゼッタイダメ。」という、やっぱり啓発看板が、ちょっと古いような1mで横が3mで、「ダメ。ゼッタイ教室覚せい剤」というのが書いてあるんですよ。 で、私これ市が立てたんだろうと思ったら、日本全国の法人団体のライオンズクラブですか、あれが立てておるわけですよね。 そうした場合に、やっぱ市がいろんな角度からあの看板を許可したと思うんですが、中学生というと3年間ですよね。毎日毎日登下校でそれを見て帰ったり学校行ったりするんですが、その点はどうなんですかね。どうも学校の正面にあれをですね、かえって啓発になるんですかね。あれ今、山陽小野田市の中学は、それは厚陽だけじゃないですかね。 ○議長(大空軍治君) 江澤教育長。 ◎教育長(江澤正思君) 正面にそういった看板がある学校がどのくらいあるかというのは、正確に把握しておりません。ただ、子どもたちが見やすいところにそういう啓発の文字を、文を掲示しているということですが、やはり、それだけこの薬物防止ということは重大なことだと考えております。 毎日見てもらって、そしてそれだけ大変な事なんだと。1日でも気を緩めて、そういうものに1回でも手を出したらいけないんだという思いを植えつけるためにも、それはそれで学校の判断と思いますが、いい事だと考えております。 ○議長(大空軍治君) 福田議員。 ◆議員(福田勝政君) 前にも私一遍話したことがあるんですが、どこを見ても「ダメ。ゼッタイ。教室」と書いてあるんですよね。「ダメ。ゼッタイ。」と言ったら反対にやるんですよ、これ人間の心理から言って。 私はですね、まだ、ほかに何か啓発の方法があるんじゃなかろうかなと思っているわけですけど、教育長どうですか。 ○議長(大空軍治君) 江澤教育長。 ◎教育長(江澤正思君) どういう言葉が有効であるか、ぜひ、議員にも教えていただきたいと考えておりますので、何か非常に有効な言葉がございましたら、御助言の方をまたよろしくお願いいたします。
    ○議長(大空軍治君) 福田議員。 ◆議員(福田勝政君) 私は、実際経験しています。例えば、教育長、自分の子どもさんがもしそういう覚せい剤におぼれたと、もしですよ。もしおぼれて逮捕されたと。どういう気持ちがしますか。 ○議長(大空軍治君) 江澤教育長。 ◎教育長(江澤正思君) もちろんいろんな面で申しわけない。社会に対して申しわけないとか、いろいろな思い、それはいたしますが、まずやはり、家族といいますか、子どもを守るところから始めなければいけないんだと考えております。 ○議長(大空軍治君) 福田議員。 ◆議員(福田勝政君) ここに新聞があるんですけど、携帯電話ですよね、これでそういう覚せい剤とか大麻とかいうことを、暗号でインターネットで「おいしいものがある」とか、そういうのを隠語で「ガンジャ」とか「ブリブリ」とかですね、中2のブログに大麻で載っちょって、中学生が捕まっております。そうした携帯電話を利用してのあれが物すごい多いんです。これ。 これもやはり、社会が悪いんやないかと思うんですけど、これ中2ですよ。だんだんだんだん年少化が下がってきています。こうしたインターネット、携帯電話、これを一々見るわけにはいきませんけど、携帯で人権がありますので。教育長、この点についてどう思われますか。 ○議長(大空軍治君) 江澤教育長。 ◎教育長(江澤正思君) 私は、特にインターネット、携帯電話、これ無法地帯だと思っております。いろいろなそれを使う上での制限、注意、そういうふうなものがいろいろ最近ではなされておりますが、やはり、非常に危険なツールであることには変わりないと考えております。 ですから、学校ではその使い方、そういうふうなことも指導しておりますが、これは家庭、保護者の方と連携しながら考えていかなければどうしようもありませんし、また、いろいろな社会の企業、政治的なもの、そういうものとも関連しながら考えていかないといけないことだと思います。 この携帯等の仕組み、インターネットの仕組みを変えるということは、全国民的な議論が高まらない限り、これは難しいことだと考えておりますが、本市の教育委員会といたしましては、できる範囲以内でこの使用方法等について、家庭と連携しながら取り組んでいきたいと考えております。 ○議長(大空軍治君) 福田議員。 ◆議員(福田勝政君) 啓発運動の一たんで、例えば、小・中学校ですね、どんな啓発運動をされていますか。 ○議長(大空軍治君) 江澤教育長。 ◎教育長(江澤正思君) 先ほども少し申し上げましたが、この「ダメ。ゼッタイ。教室」という、薬物がどういうものがあり、それを使用するとどういうふうになるのか、どういう影響が出るのか、体、心にどういう影響が出るのか、そういうことをかなり詳しくそこで教えておりますし、また、その教え方は実際よく劇なんかとか紙芝居なんかをしたりしてもする場合もあるようでございますし、また、文字に書いたもので読みながら説明するということもあると思います。 ○議長(大空軍治君) 福田議員。 ◆議員(福田勝政君) 聞くところによりますと、小学・中学の啓発運動のテレビで、打ったらどういうふうになるんだというのをテレビで啓発運動でやっていらっしゃると聞いておりますが、大体、年に何回くらいそういった教育というんですか。 ○議長(大空軍治君) 江澤教育長。 ◎教育長(江澤正思君) 例えば、1年間で先ほど言いましたが、小学校では10校、中学校では7校、中学校で7校ということは本市は6校ですから、1校は2回しているということでございます。 ですから、大体1年にこの「ダメ。ゼッタイ。教室」は、1回程度、ほかにも例えば、いろいろな緊急メッセージを教育委員会から出したりとか、いろんなことをしていると思いますが、定期的といいますか、必ずしているようなことはそういうことでございます。 ○議長(大空軍治君) 福田議員。 ◆議員(福田勝政君) やはり、これは全国的にその教育というのはほとんどほぼ変わらない指導ですか、やっぱり、テレビなんかで年に2回というのは。都会と山陽小野田市と若干違うんじゃないかと思いますけど、その点はどのように。 ○議長(大空軍治君) 江澤教育長。 ◎教育長(江澤正思君) どの程度必要かといいますのは、やっぱり、今言われましたようにその市の状況、子どもたちの状況によって変わってくるんだろうと思います。本市の場合は、幸いにして余りそういうふうなことがございませんが、気を緩めることなくするという意味で、年に1回はそういったことをし、また、昨年出しましたような緊急メッセージは、そのときもタレント、有名なタレントが使用としたというふうなことで緊急メッセージを出しております。そういう本市の子どもの状況、または、社会の状況に応じてタイムリーにできたらなと考えております。 ○議長(大空軍治君) 福田議員。 ◆議員(福田勝政君) 中学生がシンナーで検挙された、高校生が検挙されたのは聞いておりますが、1週間前ですかね、緑地公園の掃除をしたんです。市長さんも来られまして、僕は、公園の中を探して、シンナーのカンカンを2つ見つけたんです。で、ある議員が「さすが福田」と褒めてもろうたやら、けなされたかはわかりませんが、夜のパトロールちゅうんですね。ボランティアでよくやりますが、それはどのような、わかりませんかね。そういったパトロールですね、夜、ああいう公園ですね、どのような形で指導されていらっしゃいますか。 ○議長(大空軍治君) 江澤教育長。 ◎教育長(江澤正思君) 教育委員会には、そういう青少年育成協議会または、そういうセンターがありまして、百数十人の多くの方が補導に当たっていただいております。そういう危険性のある場所等に、グループにその補導員の方がなって、そして、定期的にそこを見回れ、その状況を報告されております。 例えば、たばこの吸殻がどの程度だったとか、今言われたようなシンナーがもしあればそういうふうなものがあった。そういう情報を集めて、そのより大きな広い範囲の班の中で話し合って、どこを重点的に今度力を入れてやろうとか、そういうふうなことで見回り、補導というふうなことは、現在そういう形で行っております。 ○議長(大空軍治君) 福田議員。 ◆議員(福田勝政君) とにかく、若者を薬物からとにかく守ろうという、学校挙げてまた、ボランティアの力を利用しながら啓発運動に頑張ってもらいたいと思います。 それから、資料を今僕出しています。薬物に関する緊急メッセージという、これは山陽小野田市の教育委員会から出ております。これ恐らく経験のない人がつくられたと思うんですけど、大分うそがあるんです。 今から読みます。「薬物に関する緊急メッセージ」と。「君の脳は1回だけでも壊れ始める」と、これ若干あっていると思いますけど。これはですね、例えば、覚せい剤というものは打ちます。若者が打ったときは余りこたえません。効くのは効きますけど、疲れとか、そんな幻覚とかいうのは走りません。それが恐いんです。体にどうも変化がないんです。ただ体が敏感になるだけであって、それで次から次に打っていくんです。初めから倦怠感というのはわからない、ありません。それが一番危ないんです。 で、「君の脳は1回だけでも壊れ始める」と。これはですね、ここで議場で話していいと思いますので、これ打ちますと切れる寸前が、切れる前かな、のどが渇くんです。それでビールを飲むんです。のどが渇くから、僕の場合は。ジョッキに5杯くらい飲みます。飲むんです。もう皆隠さんで言いますけど。そして、夜寝られんのです。それで睡眠薬を飲むんです。そしたら、頭の中が睡眠薬と覚せい剤とアルコールがけんかしよるんでるね、この中で。で、頭をこうするんですよ。これ幻覚かなと思いながら、それから、徐々に徐々に脳を侵されていくんです。と僕は思うんです。 だから、初め二、三十回しても全然若者はこたえません。だから、私はこれちょうどそのときは、打って家へ帰って酒を飲んじょる、睡眠薬を飲んじょる、それで家の真ん前は駐在署なんです。早いんです。それで、恐らくそれは覚えているんですけど、「仕事せい、本気で仕事せんにゃ、だめじゃっ」てたっけりよるんです。巡査は覚えています。「ばか、捕まえるなら早う捕まえ」と言うたら、明くる日に捕まったんです。それで。 そういったですね、非常な経験をしておるんです。僕。人間きれいなことばかりじゃありません。ただ、こうして言えるということは、僕は大事なことやなかろうかと。それは皆「隠せ」と言うかもしれません。皆に知ってもらっていいんです。それくらいの気持ちでやらんと、薬というものは殺すこともでき、生かすことも薬なんです。これ。 ただ、出会ったというのがやはり、まあまあこの因縁で、昭和49年かわらやブロックで大分もうけていました。お金が自由でした。それで、スナックをつくったところにやっておった女性がおったわけです。それを、ビールを飲んだときに体の全体に激しいショックを覚えました。覚せい剤というのは、当時は、注射しか思いませんでした。飲んで効くというのは知りませんでした。僕は。それで、だんだん飲んでいくうちに覚せい剤というのにはまっていったんです。僕は。 だから今、こまい子たちが夜、例えば、東京の銀座なんかで、ひょうひょうしようとですね、初めは、恐らくだましにコーヒーの中でも、味噌汁の中でもこれ効くんです。僕は、それ本当わかりませんでした。初めから手をよう出しません。僕は。飲んで効くということはわかりませんでした。僕は。 そういったわけで、非常に今社会がですね、もう東京、大阪の方というのはああいう薬物をどんどん路上で売っておるような状態らしいです。これ読ませてもらいます。「最近、有名タレントが使用したと報道されている覚せい剤は、たとえ1回の服用でも健康な身体に生涯にわたるダメージを与える」と。1回の服用とか、二、三十回してもこれ若者は余りそういう倦怠感、何ですかね、疲労感とか、倦怠感というのはありません。それが一番、今さっき言いましたように恐ろしいんです。だから、次から次へ打っていくんです。これ。 読みますよ。「その後は、強い疲労感と倦怠感が残り抑うつ状態、そのため、つい、習慣的に覚せい剤を使用してしまうという慢性中毒に陥ってしまいます」と。「また、習慣的に服用を続けていると、たとえ薬をやめても、幻覚や睡眠障害などの症状が残るようになる」と。これは合っていますが、たとえ少量の薬を使用して、少量を使用をしなくてもそういう経験者は、例えば、テレビのワイドショーを見ますと、「有名な人が覚せい剤で捕まった」と。そうした場合に何となくフラッシュバックちゅうんですか、これが出ます。夜中に不意にぱっと目が覚めるんです。最近はもうありませんけど、ぱっと起きるんです。 それで、「慢性中毒症の治療には中毒者を使用環境から隔離して、施設に収容し、薬物から完全の分絶することが原則となりますが、それでも再発が高いと言われております」。これは、施設に入ってもだめです。刑務所を出てそういう施設に入るんですよ。かぎがないんですよ。こういう施設に入ると、覚せい剤の入るルートをお互い調べあいっこするんです。だから、これ施設に入れてもちょっと直らんです。僕はそう思います。よっぽどの意志がなくては。それか、体に何か変調を来たす以外は直らないと、僕は思います。 それからですね、「薬物乱用は『ダメ。ゼッタイ。』、1回の服用でも、生涯にわたるダメージを与える大変恐ろしい薬物です」、これは合っていますけど。例えば、飲酒運転、飲酒運転はだめ、絶対ですね。1回の飲酒運転でも生涯にわたるダメージを与えると、大変恐ろしい飲み物ですね。 例えば、たばこ、これニコチン中毒ですね。お酒、これはアル中といいますけど、体には絶対いいことはありません。たばこは一瞬、よく議員の人も裏の方に皆座ってたばこを吸っていますけど、「やめなさい」って僕言うんですけど。おいしそうに吸っております。このおいしいというのは一瞬だと思います。僕は。アルコールもそうだと思います。 でも、覚せい剤というのは頭のてっぺんから足の先まで100%、もし自分の体にあったら100人のうち恐らく90人はぼけると思います。僕は。それほど難しい厄介な、これ薬です。今皆さんたちがそういう経験がないから、「ダメ。ゼッタイ。」ってこう言われますけど。やっぱりですね、本当親身になって相手の気持ちになって、やったという気持ちになって、つい立って旗を持って立哨していますけど、僕は余りあれ効果はないと思う。 だから、今から何か効果のあるものに考えるんですけどね。なかなか思い当たりません。僕の場合はとにかくそれを打ってやめようと思った人間をやめさせようと思ったら、絶えず民生委員のとこに毎日行って、例えば警察署に行って何か印判を1年くらいもらうということですね。もう顔が変わっているから絶対に隠れたり、家に潜んだりするんです。あれ。 例えば、「ごめん」って来た場合に、本人が例えば、僕が打っとうとしますね。顔は変わってないけど、変わったようにもう感じておるんですよ。で、「お前おるか」って来たときに、顔を見られたらいけんと思って、隠れるところは家の中は物置か、倉庫か、天井なんです。もう、そういう経験もあります。 そういったわけで、これ物すごく根が深いんです。本当、皆さんたちはつい簡単に、「何であんなものがやめられんか」って、「意志が弱いね」と、よく言われますけどね。僕は本当声を上げて言いたい。もう今は簡単に本当入るんです。これ。これは、どこかの地図ですね。日本の地図で、日本で一番危険な地帯と、薬物、大麻とか売るころの地図が一般で市販されていましたよ。まだ、恐らくそれはあると思います。 しかし、ようああいう本を出すなと。僕は思うんですけどね。教育長、見られたことないでしょう。日本全体の薬物を売るようなところのあれがあるんです。だから、今本当栄養も違いますし、元気ないい子がもし、あれ一発打ったら、もう本当人生めちゃめちゃになりますよ。 だから、みんながええ啓発運動をですね、何かあるはずと僕は思う。だから、今僕がいってように一遍した者は、もうそういった筋の者は刑務所を出たときに、もう子分がすって待っちょるというようなうわさを聞くんですよね。そんな時代なんですよ。 だから、私はもう裏の裏を見ていますから、相手の痛みもよくわかりますし、性格はこのようですけどわりかし考えるんですね。で、私なんかちょっと、ちゃらんぽゃらんな人間で、もうぺらぺらぺらぺらもうしゃべっていますから、約束事と人とのあいさつですね、これがなぜか僕自然にできるんですよ、これ。だれとでもあいさつします。小学生からじいちゃん、ばあちゃん、皆、それができるのと時間の厳守ですね、これがなぜかですね、ただ携帯電話ですね、あれ、これでもう3回目で失敗しました。とにかくあれは気をつけよう気をつけようと思いながら、ちょっと鳴りました。で、そのときはあれでしたけど、家に帰ってまたこれ悩むんですね、これ。 だからまだ、ちょっと残っちょんかなという気もしますけど、そういったわけでやはりみんながその立場になって、本当に薬の恐ろしさを、今の若者、日本の財産ですよ。僕はそう思うんです。 だから、これちょっと違いますけど、一般質問でも相手の気持ちになって、この前から、ちょっと話は違いますけど、教育長のことも言われますけど、何で教育長、話たんですが。もう老後、ゴルフをしたり、温泉に行ったり、孫の顔を見たり、そうでしょう、それがいろんな角度からやっぱり、教育長どうですか、どうですかって言われる。どうも僕はね、皆一生懸命やっておると、僕は思うんですよね。水害の件でも、あのときは本当ええ勉強になったと思うんです。それ全然関係ありませんけど、やっぱ原点は一緒だと思います。とにかくこういう啓発運動は何かみんな陰でですね。ただ、人ごととつい簡単に思わないように、真剣に考えてもらいたいと思います。 そして、またこういうチラシが出ていますけど、それ僕はもう経験ありますから、ぜひ参考にしてください。よろしくお願いします。では、この質問は一応終わらせていただきます。 次に、独居老人対策について市の対策はどうなっているかということでございます。 実は、これ福祉員、民生委員、自治会長、市会議員もさることながらと思っていますが、有帆梅田に今独居老人の方が7、80人、何人かないらっしゃいます。この前ある人が尋ねてきました。ほんで、ピンポンで鳴らしたら出てないんですよ。それで、ある人の名前呼んで、「独居老人のことで調べに来ました」と言うたら、戸をあけて「かっちゃん、私は独居老人やないよ」と、その人は70何ぼなんですよ。ひとりで元気なんですよ。ほんで、今はもういろんなスポーツをしたり、その「独居老人」という言葉が好かないと。これ何か、ほかに何かやんわりした言葉はないんですかね。刑務所では独居ですけえね。そういった何かニュアンスが、名前がですね、独居老人、何かいい、これだれになりますかね。 ○議長(大空軍治君) 田所健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(田所栄君) 私ども、「独居老人」とは余り言わないようにしていまして、「ひとり暮らし高齢者」というようにさせていただいております。 ○議長(大空軍治君) 福田議員。 ◆議員(福田勝政君) ピンポンって鳴らして、「ひとり暮らしの老人さん」って呼ぶんですか。「ごめんください。ひとりぼっちの老人さん」と。いや僕はそのことは気につかんやったんですよ。済みません、「独居老人のことで来ました」というたら、「かっちゃん、私はまだ独居老人やないよ」って怒られました。何か言葉が、優しい言葉が何かあるはずと思うんですよ。 それとですね、次に、いいですかね。 ○議長(大空軍治君) どうぞ。 ◆議員(福田勝政君) 次に、「お元気ですかコール」、この現状をこの前一般質問でだれかされましてから、ちょっとこれもっと詳しくお願いします。 ○議長(大空軍治君) 山縣副市長。 ◎副市長(山縣始君) これは昨年の議会の中で、ある議員さんの方から御指摘がありまして、「おひとり暮らしで元気にされているかどうかを、市の方で確認していったらどうか」という御提案がありました。その中で、「早速取り組もう」というふうな回答をいたしまして、この1月から、1月、2月とかけまして、市長と私が分担いたしまして、高齢障害課の方からいただきましたリストをもとに電話をかけております。 昨年は、いろんな今「おれおれ詐欺等」ありまして、そういった誤解を招いてはいけないということで、やっぱ事前に12月中にそういったお電話を差し上げますと、「市長と副市長がどちらかがお電話差し上げます」ということで、先にお便りしまして、それで待っておいていただいたような状態です。 昨年も、もう随分やりまして、ほとんどの方がもう手紙が届いたということの承知の上で、「そうですか、それはお電話がいつかかかると思っていました」というふうにして、期待を込めて待っていらっしゃいました。いろんな情報が入りまして、「民生委員さんが尋ねていらっしゃいますか」とか、それから「いろんなことで市の方でお困りのことはございませんか」というふうな投げかけをしまして、そして「何かあれば民生委員さん、あるいは、自治会長さん、あるいは、市役所の方の担当課の方に申しつけますよ」ということで、お電話しております。 そういう状況の中で、ことしのまた9月から、9月に入りまして再度再開をいたしております。また、リストをいただきまして、直接お電話を差し上げておるような状態で、特にことしの夏は暑うございますので、「暑い最中で熱中症とかにかかっていらっしゃいませんか」とか、そういうふうなお電話の問いかけもしておりますし、それで3回ほど留守、あるいは、留守電になれば、高齢障害課の方に、その旨を伝えまして、本当はいらっしゃるはずなんですけども出られないということで心配ですので、高齢障害課の方に確認に行ってもらうようにいたしています。 そういう事情でありまして、大変高齢の、先ほど担当者が言いましたように、「ひとり暮らしの高齢者」の方には意外性もありますようですが、やはり、日常会話が、絶えず毎日会話ができるような状況ではございませんので、こういうふうな電話で安否を確認しますと、大変喜んで「ありがとうございます」ということのお返事が返っておるような状態でございます。 以上です。 ○議長(大空軍治君) 福田議員。 ◆議員(福田勝政君) それを聞いて安心しました。実を言いますと、市長が突然に電話されて、向こうにも連絡なしで、これ「おれおれ詐欺」の被害があるのではないか思ったんです。なら、前もって連絡されるということですね。わかりました。 そして、その家に「上がれ」ということで上がったんですが、隣に甥っ子さんがおってということで、非常に安心して、大きな仏壇があったんで手を合わせて仏壇にお金1,000円あって、1,000円がちょっと高いなと思って、ちょうど100円あったので100円にかえて拝んだんですけど、なかなかそこは宗教家で非常に「お前ほれた」と、「仏壇まで拝んでくれたというのはうれしい」ということで話が弾みまして、非常に愉快な方で、ちょうどたまたま行ったときはもうクーラーがないんですよ。かぎを閉めてね、そのかぎの、この前テレビでやっていましたけど、かぎがようかからんようになったりするんです。あれ。何か知らんですけど、そういった心配があるけとすぐ民生委員さんが来てくれたと言っていました。 それと、もう一つ柿をもいだらですね、こわれたとこはありませんか言うたら、屋根が漏るということで、ちょっと上がって、非常に喜んでくれました。80くらいのおばあちゃん、すごい元気ですけどね、喜んでくれました。そういったわけで、安心してですね、一人でも安心して愉快に楽しく、いつもだれかが話かけるということがやっぱり大事なことやなかろうかなと、私は今思っております。 じゃあ次に行きます。次は、石井手保育園の前の道ですね。あれは平成5年に今言われると保育園があるからということで、一方通行道が狭いからって拡幅したわけですね。地元の皆さんはあれから、あの道ができたと当時に高千帆橋がすぐ架けかえられるという、非常に喜んでいらっしゃいました。 しかし、いまだかつてないもないと、あの橋からずっと蔵本に出る道をつけるということらしかったんです。地元の人は橋ができるということで非常に喜んでいらっしゃいましたし、突然、ぷつっと消えまして、何も連絡ないし、これはどういうことになったんやろうかって打診を受けたんです。二、三人の方から。そういったわけで今、質問したんですが、今、橋は大体どのような計画に。 これは、何というんですか、投資効果というんですか、「あれが車が通らんので非常に投資効果がだめだ」と。尋ねていったらそう言われましたけれど、あの橋は現状のままじゃ狭いし、危ないんです、もう。どのように、今さっき調査に入ると言われましたね。その点をお願いします。 ○議長(大空軍治君) 平田産業建設部長。 ◎産業建設部長(平田崇君) あの橋は、先ほども申しましたように、昭和29年で、56年経過しておるということで、コンクリートの寿命というのは、大体60年から70年というふうに言われております。で、これを長寿命化、今で言うコンクリートを再活性化させて、その性能を維持させるのか、あるいは、建てかえた方がいいのかというところで、来年、橋の長寿命化計画というのを立てます。 したがいまして、その中で調査をした上で判断するということになろうかと思います。ちなみに、今回、厚狭川の新橋につきましては、約3億円程度かかるといわれておりますので、今の同じような高千帆橋につきましても3億円、それ以下くらいのことでの金額になろうかというふうに考えております。 ○議長(大空軍治君) 白井市長。 ◎市長(白井博文君) ちょっと補充します。橋の問題は、私の「対話の日」に出てこないので、福田議員が質問されたんだと思います。 去年の6月からは、市長と副市長が2人して毎月1回「対話の日」に出かけています。その前は、私1人が毎月2回、小野田地区1回、山陽地区1回、1月2回ずっと対話の日で回りました。いつもいつも必ず出席する議員さんが1人だけいました。福田議員です。 どの議員よりも、私の話す市政についての現状について、この私が市長になって6年目です。一番よく勉強され、恐らく一番よく御存じなんじゃないかと思っています。ですから、きょうは核心部分じゃなくて、周辺のことについて聞いていらっしゃるなというふうに思いながら聞いていました。 先日、自分で本を出版されました。私も、1冊買わせていただいて通読しました。刑務所での贖罪の日々、日記風につづられていました。毎日毎日必ずお母さんと奥さんに対する謝罪の言葉が書かれていました。恐らくもうすっかり断ち切り更生され、地域の指導者の中に加わり、そして、地域の人たちのために市会議員として一生懸命頑張っているんだけれども、なお、頭の中に負担として時々繰り返し戻ってくるのが、当時の苦々しいこの体験なんだろうと思うんです。それを何とか吹っ切りたいと。そういう気持ちもあり、かつ子どもさんやお孫さんたちにも、父親あるいは、おじいちゃんの本当の姿を知ってもらいたいと、そういう気持ちで一生懸命あの筆をとられたんだと思います。 私が見るところ、24人の議員さんの中で福田さんは全然だれにも劣らない、だれにも劣らない立派な議員の一人でいらっしゃると思います。私は、「6年目の市長だ」とさっき言いました。きょう、久しぶりに傍聴席が満杯になりました。福田議員の一般質問を聞くためですと思います。本当に久しぶりです。それだけ地域の人たちが福田議員に対して関心があり、福田議員の一般質問を聞きたいと、福田議員の議員としての活躍に対して期待されている証だと思います。 どうか、胸を張って、これまで同様に地域のため、山陽小野田市のために頑張ってもらいたいと、市長として感謝と同時にお願いしたいと思います。 思いつきですけれども、とりあえず「対話の日」、欠かさず毎回出席され、まだ彼から質問はありません。ほかの人の質問に対して私が答えている。そうした地域の人と市長とのやりとりを一生懸命聞いて、そして自分の財産にしている。ほかのだれもいません。福田議員だけであることを、この議場でもう1回繰り返して説明します。述べておきたいと思います。どうか自信を持ってほしいと、市長からのお願いです。(拍手) ○議長(大空軍治君) 福田議員。 ◆議員(福田勝政君) どうもありがとうございました。別に自然でやっていますので、今の橋の市道石井手線の件ですけど、現地の人にもし時間があればどうなるかという説明会は絶対してもらうべきだと思っていますし、よろしくお願いします。 次に、監督署の跡地のことと、今、旧監督署の跡ですね、それとハローワークの件ですが、平成12年にできたんですかね。監督署はできたわけですが、平成12年にできたんですね、平成21年の3月、去年の3月に閉鎖になったんです。地元の人はあんな立派な建物を今空き家になっていますよね。地元の人は何か国から、国の財産ですから、恐らく税金も非課税だと思います。そういった中で安く売ってもらって何か活気あるですね、あれがなくなると何となく寂しい限りでございます。だから、国とよく相談しながら、前向きな姿勢でいい方向に持っていってもらいたいと思っております。 以上で一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(大空軍治君) 以上で福田議員の質問を終わります。 これをもちまして、本日予定いたしました一般質問者の質問はすべて終わりました。 ここで、これからの日程を申し上げます。明日、明後日は、休会、13日は、午前10時から本会議を開き、一般質問を行い、その後付託案件に対する委員長報告並びに質疑討論採決等を行いますので、御参集をお願いいたします。 本日は、これで散会いたします。お疲れでございました。────────────午後3時46分散会──────────── 地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。  平成22年9月10日   議  長   大 空 軍 治   署名議員   伊 藤   實   署名議員   衛 藤 弘 光...